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一人旅の良さをガチで言語化してみる

一人旅が好きで、これまで国内外問わず色々なところを旅してきた。

直近は約5ヶ月かけて北中南米を一人で回ってきたが、「なんで一人旅は良いのか?」という問いに対する答えの解像度がだいぶ高くなったのでまとめてみることにした。

1.自分で決める

どこへ行くか・どこに泊まるか・何をするか・どのくらい人と関わるか…全てが自由。

「今日疲れてるから正直出かけたくない…」という場合。誰かと一緒に旅をしていると、せっかくの旅の時間を無駄にはできないのでそうはいかない。一人旅であれば、ホテルでぐうたらしてても何の問題もない。

「自己決定」は幸福度を左右するという研究があるが、一人旅はまさに自己決定の連続である。

2022.10 コロンビア・ボゴタ🇨🇴
エアビーで1日中ゴロゴロしていた🤤

2.新たな発見が溢れている

旅とは、見知らぬ環境に飛び込むこと。
見知らぬ環境に飛び込むと、全く違う環境で育ってきた人や、息を呑むような絶景との出会いがある。つまり、新たな発見がある

距離の大小で優劣がつくわけではないが、距離が遠くなるほど出会う人や根付く文化が大きく異なり、たくさんの発見がある。知らない世界を知ることは単純に面白い。

2019.1 セネガル・ダカール🇸🇳

3.自分を好きになれる

旅をしていると、素敵な体験からハプニングまで色々なことが起きる。そんな非日常的な出来事を共有し合うことで、一緒に旅した人との関係が深まる。

一人旅ではどんなに感動的な体験をしても、それをシェアできる相手がいない。言うなれば自分自身が「大切な思い出を共有し合った唯一の人」であり、結果として自分のことを好きになる、という感情の道筋があるのではないだろうか。

ハプニングが起きた時には自分でなんとかするしかない。それを乗り越えた時、自分自身に対して「やるやん!」と思えて自己肯定感が上がる。

2022.10 アメリカ・ニューヨーク🇺🇸

4.常識が常識でないことに気づく

「発見」に言及したが、発見があると必ず起こるのが自分の環境との比較。そして、自分の常識が当たり前でないことに気づく。例を挙げてみる。

南米各国でベネズエラ人を見かけた。ベネズエラは経済状況が厳しいので、他の国に出稼ぎに来ているという。(発見)

自分は日本で働いていたが、退職して旅をしている。(比較)

経済的に豊かな日本に生まれ、親が大学まで行かせてくれて、会社に就職できた。自分の意思で日本を離れて旅に出た。今の自分は相当恵まれているのだと気づく。(気づき)

今回の旅を通じて特に感じたのは日本の"当たり前"のレベルの高さ

南米では道でスマホをいじっていると盗まれるし、アメリカやカナダはじめ多くの国で外食は高いので、安く済ませるには自炊するしかない。

一方、日本ではカフェで貴重品を置いたままトイレに行っても盗まれることは少ないし、コンビニのお弁当やおにぎり、ラーメンや牛丼など、おいしいものを安く早く食べられる。

「日本ってマジでいい国だな」と気づかされる場面が多々あった。

2023.1 チリ・バルパライソ🇨🇱
年越しパーティーで朝までお祭り騒ぎ

5.自分のことを知れる

「発見→比較→気づき」のプロセスを前述したが、同じ「発見」「比較」をしてもそこから得られる「気づき」は人によって異なる。その理由は、人によって原体験や価値観が異なるからだと考える。分かりにくいので例を挙げてみる。

コロンビアのレストランで、勤務中のウェイターが大音量でYouTubeを見ながらゲラゲラ笑っているのを目撃した。(発見)

日本のレストランのウェイターは、基本的に勤務中スマホを出さずビシッとしている。(比較)

この光景を見た時、人によっては「接客がなってない」と思う人もいるかもしれない。

自分の場合は「人間らしくていいな」と思った。なぜそう感じたのか考えた結果、自分が「正直」「人間らしさ」といったものを大事にしているからだと気づいた。

2022.10 メキシコ・グアナファト🇲🇽
メルカドのお土産屋さんの素敵な夫婦

旅をしている間、毎日日記を書いていたが、発見から生じる思考の変遷を言語化することで自分自身のことをより理解できるのでとてもオススメ。

おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございます!

一人旅したことある人は「たしかに」って思ってくれたのでは?笑
感想や考えを伝えてくれると嬉しいです:]

まだ一人旅したことない人は「一人旅してみたいな」って思ってもらえたら嬉しいです!
一人旅まじで最高なので!

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