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命と向き合えなかった

貧困や飢餓は日本のような先進国の人間が引き起こしていることなんだ。

僕達、いや僕の行動が原因なら、自分の行動を変えるしかない。

実際に現地をみてみたいと思って2020年2月にバングラデシュに渡航しました。

スラム、孤児院、学校を見学して「彼らに何かできることはないか?」っと模索していました。

しかし、学校や孤児院では支援するどころか

僕が子供達からたくさんの笑顔やギフトをいただきました。

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スラム街で11歳の男の子に会いました

彼は2020年1月に虫垂炎の手術をしましたが

お金がないためにその後の治療継続ができず

腹痛で苦しんでいました。

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僕は、看護師として何かできることはないか?

と思い彼の状態をみせてもらいましたが

「このままだと彼は亡くなってしまう」

と思いつつも医療機関と連絡をとる、仲間にお金を募って病院にいってもらう等の行動は何もできませんでした。

結局、帰国の際に少額のお金を渡して「病院にいってほしい」と現地の友人に伝えました。

彼は治療しましたが、2020年2月21日に亡くなりました。

看護師をしているのに何もできなかった

もしかしたら助けられた命を見殺しにしてしまった

僕は、彼と命と向き合うことができなかった。

帰国してから、自分にできることをしようと思って寄付をはじめました。

最初はバングラデシュ人の友人に食事支援として寄付していました。

しかし、自分が本当にやりたいことはなんだろう?っと自問自答を続けて

現在は仲間と一緒に寄付を集めて医療団体に寄付して孤児院検診に行っていただく

という寄付をしています。

彼が教えてくれた

自分ができる事をする。

命と向き合う。

ということをこれからも続けていきたいです。















































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