甘えさせてよ

『産後うつ』がTwitterでトレンド入りしてました。

色んな人の意見ツイート見て、発信元のツイート見て考えた“あくまでも個人的な”意見を述べます。

①産後うつとは

まず、『産後うつ病』とは出産して数週間(ときには数ヶ月)後まで続く心理的障害が起きている状態だそうです。

『マタニティーブルー』は産後3日以内にみられる悲しみや惨めさを感じることで、多くのお母さんが経験することなので『産後うつ』とは違うそうです。
(勉強になりました…!!)

とりあえず簡単にまとめると、
お母さんって大変…!いつもありがとう…!

②何故かトレンド入りした『産後うつ』

最初、何事かと思いました。
産後うつが関係した事件が起きたか、有名人の方が産後うつ大変なのかな…って思いました。

全く違いました。

女性の政治家の方が「産後うつは甘え」だというツイートをされて、賛否ツイートが溢れかえってました。

賛否両論あるのは分かりますが、それ以上にびっくりしたのは…

「トレンド入りした!」と発信元の方がツイートしていたことです…!

えぇ……炎上してるだけじゃないの…?
いっぱい叩かれるかもしれないんだよ……?
その後のメンタル面が心配だよ………

③ツイートに対する私の考え

ツイートの内容に対して細かく意見を述べさせていただきます。

・『産後うつを言い訳にして』
⋙ 個人の心理面のことを“言い訳”だと言い切ってしまうのは絶対ダメだと思います。
人それぞれなので状態も個人によって異なります。
“言い訳”だと言ったら、本当にしんどい人からしたら暴力と同じです。
心の傷はなかなか癒えないですよ!
(私が産後うつになってる訳じゃないのに、1番グサって刺さった文でした…)

・『家事や育児を怠ったら』
⋙ まず、“怠ったら”じゃないんですよ。
旦那様も家事や育児をしてください!
家事や育児を“手伝う”んじゃなくて、普段からやってください!
奥様が辛そうにしてる時は特にやってください!!
育児は女性がするものって思ってるのは古いです。
旦那様も大きく関わっているでしょうが…。
(この文で男女平等が実現しない片鱗が見えてます…)

・『怒鳴りつけて躾て』
⋙ 発信元の方は差別や児童虐待の厳罰化について、とても力を入れられてました。
“産後うつ”ということは、赤ちゃんがいるんです。
もしかしたら赤ちゃんは2人目、3人目で他にもお子さんがいるかもしれません。
子ども達は親の言動をよーーく見聞きしてます。
父親が母親に怒鳴っている姿や声が、虐待になることを存じ上げないんですかね…。
しかも小さな子ども達(赤ちゃんも含む)は心に傷がつきやすいし、それは脳の発達にも影響します。
“躾”って言葉の選び方間違ってますよ…DVですか…?
躾する暇があるなら、自分で動いた方が早いと思います。
奥様も頑張って生きてるし、治ったら頑張りますから!
(虐待・DVしろって言ってるのと同じですよ…)

・『私は〜…(産後数ヶ月で頑張ってました的な内容)』
⋙ 何度でも言います。メンタル面は人それぞれです!
あなたが出来たことも出来ない人がいるんです。
そういう事も差別ですよ…。
“出来る/出来ない”があることを当たり前としてないんでしょうか…?
多様化が当たり前の世の中なのに…。
(この文には可哀想としか思えませんでした、ごめんなさい。)

・『甘ったれた精神』
⋙ 命懸けで子どもを産んでるのに“甘ったれ”って…。
寧ろ頑張ってくれたんだから、甘やかすことも大切ですよ。
奥様だけじゃなく、子どもでも旦那様でも。
奥様だって産後うつになりたくてなった訳じゃないです。
悲しくなってる心を癒してあげてください。
励ましたり感謝の言葉を伝えてあげてください。
発信元の方の理論だと、きっと全ての心理的障害が“甘ったれ”になるんですかね…。
じゃあ私も“甘ったれた精神”で生きてるんですね。
甘々ドロドロ精神だけど、自分と向き合わずに辛い思いするより心は楽ですよ😊

④最後に

『子どもを殺しても、産後うつだから仕方ない』なんて思いませんよ。
命を奪うことと産後うつは別問題です。
奥様が産後うつになった時、支える人はいるんだから。
その人がどんな行動に出るかは分かりませんけどね。

もしひとり親の場合、支える人が近くに居るような社会に出来るように、今私たちは勉強しているんです。
寧ろ今の保育学は子どもだけじゃなく保護者支援もしっかり学びます。

あまり否定ばかりしてると、心が壊れると思いますよ。
心って気づかないうちに壊れるんですから…。

Luca

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