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「魔の7歳」とは何か、他人事では無い現象

先日「魔の7歳」に関するという言葉が記事で特集されていました。

それまで寡聞にも聞いたことが無かったのですが、どうやら交通事故の割合が突出して高いのが7歳児であることから使われている言葉のようです。

なぜ7歳児の事故率は高いのか

記事中にもあるように、7歳児の事故率の高さの原因は小学校に1人で通学するようになるからです。

未就学の間は、余程でない限りは親と離れて1人で行動する事はありません。

私の子供の頃などは家の前の公園ぐらいなら1人で出かける事もありましたが、昨今の状況ではそうしたケースはほぼ無いのではないでしょうか。

文字が読めるか、交通ルールが理解できているか

小学生と話していて感じるのは、言葉としてのやり取り自体は出来ているが、本質的に理解できているかどうかは判断がしにくいという事です。

例えば交通ルールに関して、青が進む、赤が止まれというのは分かっているものの、青であっても注意が必要(必ずしも止まる車ばかりでは無い)という事に関しての理解は不十分のように感じます。

おそらく主観的な視点での思考や判断は可能だが、客観的な視点で俯瞰して考えることは出来ないのでしょう。

また、子供によっては字が読めず「止まれ」がわからなかったりするケースもあるようです。

子供は視野が狭い

また、子供の視野が狭い事も原因として分析される事があります。

これには物理的な意味と心理的な意味の2種類が存在します。

物理的側面については、一説によると子供の視野は大人の60%と言われています。

そのため大人なら見えている、視界に入っているものが実際には見えていないため、車が来ているのに道路を渡ってしまったりするケースは多いようです。

また、心理的側面については、子供は感情がいっぱいになると冷静に思考ができなくなるという事です。

もちろん大人であってもそうした傾向は存在しますが、子供はその症状が激しいといえます。

そのため道路の向かい側に仲の良い友達がいたり、ボールを追いかけていたりすると、他の事を忘れて飛び出したりする事があります。

他人事では無い

我が家にも小学生、未就学児がいるため、こうした記事を見るとやはり他人事では無い不安を感じます。

おそらくは日本中のほとんどの家庭でもそうした状況は同様なのでしょう。

当然ながら、家庭での子供の教育によって防げる事も多いとは思いますし、できる限りの交通安全の教育はしてはいます。とはいえ、不意の事故などには対処出来ないのが現実です。

せめて自動運転や安全機能が高まる事、より多くの車に普及することで事故の可能性が下がることを願いたいところです。

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