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SARUKANIとの出会い。

【Special Thanks】
SARUKANI YouTube channel
SO -SO YouTube channel
KAJI / Chiwon YouTube channel
Kohey🍊 YouTube channel
RUSY YouTube channel
Rofu♪ YouTube channel

SARUKANI。
この子たちとの出会い(リアルじゃないよ)を書くには、以前書いた記事、
Rofuには感謝してる。 なしではでは語れない。
だいたいのBeatboxerは、RofuのYouTubeで知った。
そういう人は、かなり多いはず。
2021年GBBで日本代表としてポーランドへ発った日本チームは、RofuとSARUKANIの構成。RofuはBeatboxerのFugaクンとHIROクンのタッグチームとして、で、SARUKANIはSO -SO、KAJIクン、Kohey、ルシおクン(RUSY)の4人で…4部門中5出場(合ってる?)。ってなに?(笑)の、子たちなワケで。
日本からこんなに多くの部門でGBBへ向かうのは初だったそうで、世界のBeatbox界隈が物凄く沸騰したらしい。
一応自分も、その最中で観てはいたのだが、なんせBeatbox初心者もいいとこで(今も初心者 笑)、とにかく常に、Rofuの超解り易い動画解説(もはや、Beatboxを知らない人のための講座だな)を、さかのぼって観たりして、へえー、ふーん、とか思いながらGBB21を観ていたので、SARUKANIの凄さなんて、まるで分かっていない状態だった。
音楽的なところはわかるがBeatbox的にどう、と言われても、全くわからない。
GBBで客席にいるBeatboxerたちがステージ上の演者の技で、なんで沸いているのか全く理解できなかった。その技の凄さが、ど素人の自分にはわからないから。そんな、ぽかーんとした感じでしかない中でも、何か物凄いものを感じながらGBB21を観終え、分からないながらも日本チームの歓喜に共鳴し、えらく感動していた。
日本チームはRofu含め、5部門中3部門No.3までに入り、SARUKANIからのループタッグは部門で世界No.1になった。しかも初出場で。世界から見れば彼らの見た目は、子どもにしか見えない。そんな彼らから発せられるBeatboxは超スゴ世界レベル。そりゃ世界は度肝抜くわな。
これだけ聞くと、
「わ、スゴっ!」
と、なると思うが、勝負事にあまり興味がない自分が、SARUKANIの魅力に気付くのはその後。

YouTubeをよく観る人なら割とやること(人のことはよく知らんが)だと思うが、毎度のごとく、動画のさかのぼりをする。
再度GBB21を観ながら、気になるBeatboxerをRofu動画で探しつつの、本人動画を観たりでコチャコチャとBeatboxに触れていくうちに、まあ色んな感想や想像が出てくる。SARUKANIのステージOFFの動画では、幼さが残ってて、まだまだ可愛い小僧たち(笑) この子たちが世界レベルとは想像がつきにくいほど本当に可愛い。
そのうちにRofuもSARUKANIも新しい動画を徐々に出していき、観るのに大変になりつつも、ずっと追うようになる。
GBB21後に出た、RofuとSARUKANIの各チャンネルからの動画でのVlogや、SARUKANIの新曲などを観ていくうちに、フッと思ったことがある。
SARUKANIというネーミング、楽曲のテーマやタイトル。
日本内外含め、それぞれのスタイルと技術を持った強豪のBeatboxたちの中で、この子たちは自国の日本を意識して、世界に発信してると気付いた時に、ちょっと、だいぶキタ。(日本語になってないが 笑)ヤバいが涙が出た。数年前までは高校生だったりの子も居て、しかも日本では、ごく1部の小さい文化でしかない業界で、周りの人には然程相手にされなかっただろう(推測)このBeatboxという音楽を、一生懸命演ってきた、この小さい子たち(若い)が、自国の文化を絡めて世界に発信してる。と、思うと結構泣けた。自ら日本をしょった、まだほんの子どもみたいな、この子たち4人。
現実的に、SARUKANIという企画が、誰にプロデュースされたかは知らんが。(ほぼほぼ本人たちの意思だと勝手に思ってるが 笑)

この頃の自分は心身的にかなり安定しつつあった時ではあった。
もう2度と音楽を演ることはないだろうと思っていたが、だんだんと
(ちょっと演りたいな…)(演ってもいいかも…)
と、思えるようになってきた。
が、歌詞のある音楽が受け入れられず、聴こえてくると耳を塞いでいた。
(やっぱりダメか…)と思っていた時期の、家族からの勧めのRofu。
Rofuを知ってから、吸い込まれるようにBeatboxの世界に引き込まれた。
よく考えたら、Beatboxこそ音楽の原点。で、あり最高峰だと気付いて、1人えらい感動して、全くBeatboxを知らない友人に語りまくってた気がする(笑)
それから、ちょっと練習してみたんやけど、やっぱりね、それなりの時間と根気がないと基礎的なルーティーンまでもいかない。インディーズ時代前に死ぬぐらい歌の自主練したことを思い出し、残りの人生あんだけぐらい練習してBeatboxを新しくできるようにするために時間を使うよりも、自分が持っているスキルに起きてもらって、ぼちぼち演っていた方がいいなあ…と思うようになった。その矢先に、SARUKANIが2023年のツアーに向けてリリースしたアルバム”The Weapon of Beatbox”に収録されている”HUMANBORG”のリミックス企画が舞い込んできた。

物凄いタイミングだった。素直にやってみたいと思った。
オーディションのような、レースのような、バトルのような、1番を決めるとか、採用とか不採用をとかのモノは、正直なところ、インディーズ時代に悟ってしまっていたので、興味も必要性もない人だった。なのに、この企画に興味を持ったか。そう、もうすでに、SARUKANIの魅力に引き寄せられていたのと、どんなジャンルでもOKで、ほぼ縛りがないこと。
1番大きかったのは歌物だったこと。正直、曲となると、もう十数年つくってないし、DTMも同じくらいしてないし。かろうじて歌なら…と思った。
歌詞はあるけど、内容はBeatboxのことで、自分に全く当たり障りがないし。まあ、難点は英語ってところで(笑)以前だったら目に留まることもなく、絶対に応募しなかっただろうこの企画に乗っかってみようと思った。それはやっぱSARUKANIだったからだろうな。
すごく挑戦したい気持ちはあったが、それでも物凄く迷った。本当に迷った。怖いんだよ。
歌も簡単に歌える環境ではないし、忘れてしまったDTMの操作も思い出さなければならないし、なんせ、アプリをダウンロードするとこから始めないといけないし、オーディオインターフェースも手放してしまってない状態だし買える状況でもないし、本当に出来るのか?って不安。家族に相談したら、やればいいんじぇね、と言ってもらえたけど、自分が不安で納得がいかない。変なプライドもまだ残っている。このプライドが邪魔して進むことが出来ない事に気付く。これを壊さないと、また同じことを繰り返してしまう。自分として出来がいいとか悪とかではなく、選ばれるとか選ばれないとかでもなく、出来たところまででもいいので、出すこと。
これだけを思って、やっと取り組むことを決めた。

とにかく自分の場合は、歌がメインなので聴いた聴いた、HUMANBORG。
それでも今は忘れてる(笑) まあ、我の程度は、そんなもんだ(笑)
歌メロは、ほぼ本体に近く残してのリミックスの構想だったので、相当聴いた。それだけ聴くと、当然楽曲事体も耳に入る。それで更に、彼らが演っているBeatboxが、どんだけが凄くって音楽的センスがあるのかと、まざまざと思い知らされることになった。なんなん、この子たちと思った(笑)
結局、時間が足らずっで、時間ちょいオーバーではあったが、投稿はした。
とにかくプライドを捨てて出す、という試みは果たした。
とてもスッキリした。今まで味わったことのない縛りのなさ。
囚われていた自分が楽になった。どれだけ長い間、自分は自分を追い込んでいたか。長い長い呪縛が解けた日だったよ。

そっからは更に、SARUKANIの以前の楽曲を聴き直したり、ついにはLiveまで行ってしまった。Live行ったら終わりだね、(笑)
ほぼほぼ80%の実力はわかってしまう。
Liveでガッカリするか、おおおおお‼︎!!っとなるか別れ道。
よく考えたらBeatbox初LiveがSARUKANIで、世界やん、世界。
そりゃ、この子たち、すごいワケだ、今気付いた(笑)

そして今年、東京で開催されたGBB2023。
色々大変だった中でも、競合クルーを抑え込み、
真にBeatboxの世界No.1のクルーSARUKANIになった。
本当におめでとう‪(泣)‬
2年間の沢山の現場の積み重ねが、君たちの血肉となったね。
ゴリ泣きました。
これからも遠くから応援(笑)

こうしてSARUKANIのリミックス企画をキッカケに、自分のオリジナルをつくり始めた我。カタチとしてオリジナルを残したのは2011年が最初で最後。
どこにも披露されることなく最終的には闇に葬り去った。
今後はその辺りも記憶を掘り起こし、リメイクしたいと思っている。
ソロとしてステージに立ったのも同じ頃が最後で、本当に短い期間。
あとはトリオやデュオで少し。
オリジナルも未完成ばかりで、世には全く出ていない。
随分長い間、踏み出せずにいたけど、本当の意味でソロとしての1歩を踏み出せたと思う。
SARUKANIのお陰で、自分はもう一度きちんと音楽に向き合うことが出来た。
SARUKANIを観て、本当の意味での音楽との向き合い方を、身に入れられた。
SARUKANIに出会ってなければ、自分は今もくすぶり続け、音楽に背を向けていたと思う。

Rofuには感謝しかないが、
SARUKANIにも相当感謝している、君たちの存在。

ありがとうね、
SO -SO
KAJIクン
Kohey
ルシおクン(RUSY)

すごいゆっくりペースやけど、曲が出来たらLiveする。
今度はきっと、たった独りで。

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