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「こいつらはヤバかったね」Lineage リネージュ昔話014

  ゲームで仲良くなると、オフ会したりしますよね。
※念のため補足しておくと「オフ会」というのは、インターネット上で知り合った方と実際に会うことを言います。オンラインに対しての「オフラインでの会合」略して「オフ会」ということですね。

 私は大規模なオフ会に参加したことはないのですが、仲良くなった人と少人数で会ったことが何度かあります(合計で5人以上10人未満ぐらい)。プチオフ会なんていう表現を使う方もいましたね。
 ちなみに大規模オフ会だと、ゲーム内では敵対関係にある人とも、思いがけず会うことがあるそうです(「チームの皆でオフ会」ではなく「サーバーの皆でオフ会」ということもあったのです)。
「オフ会で敵対関係だった人に会って、ゲーム内での名前を名乗ったらいきなり殴りかかられた。」なんて話を聞いたこともあります。恐ろしいですね……

 私が実際にお会いした方の1人に、勇者テンパイ(=勇者モウパイ)という方がいました。天上碑という別のMMORPGでも有名だったそうです。
 その勇者テンパイさんが、こんな話をしていたことが印象に残っています。
「(オフ会をする前に)けっこうチャットとかしてから会うからさ、会う前にだいたいどんなヤツかわかるよね。だから、実際に会ってみて、"こいつはないわ"っていうやつはいなかったよ。1人を除いては(笑)。
 私自身も、ネット上でかなり仲良くなってから実際に会うこともあり、会ってみて後悔したような経験はありませんでした。
ですから、「1人はそういう人もいたんだ!」と驚いた覚えがあります。

 ちなみにその勇者テンパイさんが「こいつはないわ」と思った、たった1人の方はどんな方だったのでしょうか。
その方は、匿名掲示板の2ちゃんねるで流行っていたような言い回しを、現実世界でもそのまま使って話していたそうです。
 「オマエモナー」とか「正直すまんかった」とか言ってたらしいですね。これは確かに引きます(若い方には通じないかもしれません…)。
 私の場合は、現実世界ではなくゲーム内チャットなどで使ってるだけでも引きます。それは2ちゃんねるの空気感であって、それを他の掲示板やネットゲームに持ち込むのは少し違うような気がするのです。

 さて今回は「なぜ勇者テンパイさんとオフ会をするほど仲良くなったのか」を思い返すと、少し面白かったので、この記事を書きました。
実はリネージュをプレイしていた当時は、そこまで仲が良かったわけでもなかったのです。
同じチームに所属していたことなども一度もなく、「ボス待ちでよく会うな」という程度の間柄でした。ボス待ちで会うとチャットで挨拶や雑談をする程度の付き合いです。

 つまり勇者テンパイさんと仲良くなったのは、お互いにリネージュを辞めた後のことなのです。
 きっかけは、ある知人が「リネージュやってた勇者テンパイが、blogにリネージュの思い出話を書いてるよ。そこに〇〇っていうキャラクターの名前が出てるんだけど、これって君のキャラクターじゃなかった?」と教えてくれたことでした。

 そこにはこう書かれていました。
「リネージュをプレイしていた当時、この時間なら競争相手が少ないだろうと思って、毎日4時30分に起きてボス待ちに行ってたんだよね。それなのに、毎日その時間にきてるやつらがいたんだよ。Polnareff、Nikita、裏、〇〇(伏字にした部分が私のキャラ名です)。こいつらはヤバかったね。」

 懐かしく、そして覚えていてもらえたことで嬉しい気持ちになった私は、blogのコメント欄から勇者テンパイさんに連絡してみました。
それに対して返信をいただいたことをきっかけにチャットツールでよく話すようになり、他のオンラインゲームで遊んだりもするようになったのです
そして、お互いの人となりもわかってきたところで、実際に会って遊ぼうということになりました。

 私もリネージュ昔話の中で、「この人は凄い」と思っていた方のことを取り上げています。
 そのご本人や共通の知人のような方が、私のnoteを発見してコメントをくれる日が来ると、面白いのになー。と少しだけ期待しております(笑)。

 締めくくりに。

 最近読んだ本の中に「すべては偶然だ。」と書かれていました。
例えば、全く縁のない人物が起こす事件に巻き込まれたりするのは、本当にただの偶然です。

 ただその本には、こうも書かれていました。
「その偶然をコントロールすることはできる。」
一例として挙げられていたのは、「治安の良い日本で事件に巻き込まれる確率と、もっと治安の悪い国・地域で事件に巻き込まれる確率は違う。」ということでした。

 勇者テンパイさんは、特に私とのネット上での再会に期待していたわけではないと思いますが、blogがなければ、再会することはなかったでしょう。

 もし私に起きてほしい偶然があるとして、それを引き寄せるために何ができるでしょうか。
いかに早く、どれほど多くの量、そういったアクションを起こせるかで、きっと素晴らしい偶然を引き寄せることができるかどうかが、変わってくるのだと思います。

 「人事を尽くして天命を待つ」という言葉がありますが、天命を待つことは、人事を尽くした人だけに与えられる権利なのです。

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