見出し画像

アーティストエンパワーメントを軸とした事業領域の拡大を目指して

今日、会社から以下のリリースが配信された。これの作成に協力してくれた452名のアーティストの皆さん及び取材協力をしてくれた2名のアーティストに感謝します。「ありがとうございます 😊」

僕にとっては当然知っていたことだけど、まだまだアーティストがそれ一本で生計を立てられていないという事実を知らない方が多い。有名な美大や芸大を卒業してもこの事実はあまり変わらない。


鑑賞対象である美術品をライフスタイルに刺し込むために

スクリーンショット 2021-01-19 16.36.56

上記左は調査媒体から引っ張ってきた情報、右はCasie創業期に大阪市立美術館から出てくる人500名を捕まえてヒアリング調査した内容。

左の表をご覧いただくと、美術博物館の来館者は年間で延べ5,000〜6,000万人もいる。これはプロ野球の全球団全試合の合計延べ入場者数の2.4倍に匹敵する。ここで言いたいのは「日本人は決して美術が嫌いではない!」という事実だ。

続いて右の調査データ。絵を飾りたいけど飾っていない人の理由が「値段が高すぎる」「購入する場所が分からない」「選び方が分からない」が上位を占める。これを読むと何となくわかる気がする方もいるのではないだろうか。

この2つのデータから、日本人の多くにとって美術品は鑑賞対象ではあるものの、購入や自宅に飾ったりする対象では今のところない。ということになる。美術大学を卒業して実力が備わっているアーティストであっても、自身の作品を販売するなどの方法で生計を立てることが難しい大きな要因の1つがここにあると思う。

ぼくらCasieがやってるアートサブスクリプションサービスは、購入の前にまずは自宅に美術作品を飾るという体験を届けることができる。つまり鑑賞対象だったものをライフスタイルに刺し込むことができるのだ。実際にCasieサービスをご利用いただいているユーザーは順調に増えており、その大多数が「アート作品の購入経験がない」人たちだ。こうして自宅にアートのある暮らし体験を届けることで、国内アート産業の底上げができる。(Casieの活動を草の根活動と呼ぶ人もいるが、それはそれでシックリくる)


アーティストエンパワーメントを基本軸とし事業領域を戦略的に拡大していく

名称未設定のデザイン

アーティストエンパワーメントと聞くとピンとこないかもしれいので、「エンパワーメント」についてのWikipediaを調べると以下のような感じで出てくる。

エンパワーメント(empowerment、エンパワメントとも)とは一般的には、個人や集団が自らの生活への統御感を獲得し、組織的、社会的、構造に外郭的な影響を与えるようになることであると定義される。日本では能力開化や権限付与とも言う。エンパワメントの考え方は昨今大きな広がりを見せ、保健医療福祉、教育、企業などでも用いられている。広義のエンパワメント(湧活)とは、人びとに夢や希望を与え、勇気づけ、人が本来持っているすばらしい、生きる力を湧き出させることと定義される。

Casieはアーティストの活動を全力で応援する。作品の流通拡大だけでなく、Casieというビジネス組織が得たノウハウや蓄積したデータを元にアーティスト個人の活動領域拡大もやっていく。(現在少しずつ拡大中)サブスクリプションサービスはこの事業領域拡大を実現する突破口であるため、流通拡大を成し遂げなければいけない。

冒頭に紹介した実態調査の結果はCasieの事業成果に応じて変化していく。「創作活動一本で生計が成り立つ」というアーティストを徐々にではあるが増やしていくことができる。マーケットメイクに成功し、職業としてアーティストが成立する世の中を目指す。いつの日か小学生のなりたい職業ランキングの上位に「画家」がランクインする世界をアーティストのみんなと一緒に作っていきたい。


▼アーティストとしてCasieに協力してくれる方はコチラから


▼CasieのサービスTOP



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?