見出し画像

競合に負けない2つのビジネスプランの考え方

これからビジネスを始めていこうと思った時にどのようにビジネスプランを考えていけばいいかについて、具体的な方法を2つ紹介していきます。

こちらの2つの方法は競合に負けないで自社の差別化を図る方法になりますので、集客や売上増加に寄与できる大変役立つ方法になります。

戦略キャンパス

早速一つ目は、戦略キャンパスと呼ばれる方法です。

戦略キャンパスの考え方は、これから参入する業界の一つ一つのキーワードを分析して、その業界にはない特徴を自社で取り入れたり、業界で常識となっている考え方を除外する方法です。

例えば、パン屋を始めたい時に現在存在しているパン屋さんのキーワードを列挙します。原料、テイクアウト、種類、時間、価格などが考えられます。それぞれのキーワードに対する一般的な回答と真逆の回答を並べます。()内が真逆の回答。

原料・・・小麦粉 (パン粉)

テイクアウト・・・基本テイクアウト(店内飲食)

種類・・・甘いもの、しょっぱいものまで種類豊富(甘いパンに特化)

時間・・・早朝朝早くから営業(夜のみ営業)

価格・・・1つ100円〜300円など(一つ500円〜1,000円)

以上のようにパン屋の特徴を一般的なものとは真逆の特徴を考えてみました。そして、これからパン屋さんで売上を上げていこうと思っているオーナーは真逆の特徴を開業するパン屋さんに導入してみることを検討します。

原料は全て米粉、基本店内飲食できるスペースを作る、種類はメロンパンや揚げパンなど甘いパンに特化、営業時間は夕方〜夜にかけて、価格帯は一つ500円〜1,000円に設定する。

一般的に存在しているパン屋さんとは全く異なる特徴を持ったパン屋さんができました。この結果、一般的なパン屋さんとは差別化が取れています。これらの真逆の特徴をこれから開業するパン屋さんに全て取り入れなくても大丈夫です。原料が米粉で夜の時間帯に営業すれば、健康志向で夕食どきに米の代替としてパンを主食としておかずと一緒に食べたい方に人気となるパン屋さんになることができます。一部の特徴を取り入れて、今存在しているパン屋さんと差別化が取れれば、競争する必要が少なくなり、集客や売上増加につながります。

これから新しいお店や事業を始める方は参考にしてみてください。

競合に負けないビジネスプランを考える方法の2つ目になります。

相関性シンキング

2つ目は相関性シンキングと呼ばれるものです。

相関性シンキングも他者との差別化を図るのに大変有効な方法になります。

考え方は、売上と顧客を見るのではなく、利益と顧客行動を中心に考えます。いかに利益が取れるビジネスを顧客の行動から掘り下げてビジネスプランを考えていきます。

例えば、カフェをこれから開業する人はカフェに訪れる顧客の行動を分析します。分析するキーワードを例えば4つに分類します。

滞在時間、顧客単価、リピート、顧客体験の4つに分類します。

そして今回カフェに訪れる顧客のターゲットを仕事や勉強をする人にします。

【仕事・勉強でカフェに訪れる人の行動】

滞在時間・・・長い

顧客単価・・・一杯のコーヒーしか飲まず低い

リピート・・・何度もリピートする

顧客体験・・・集中できるスペースと少しのコミュニケーション

以上が仕事や勉強でカフェに訪れる人の行動になります。ここで、これから開業していくカフェの事業プランを考えていきます。例えば、滞在時間を長くできるように無制限で滞在可能にする、顧客単価はドリンクバー形式にして一回の来店で1,000円にする、顧客体験として集中できる塾形式の仕切りのある個別スペースにする、ただしたまにコミュニケーションが欲しくなるので他のお客さんと交流できる談話室を作る。リピートするのでジムの料金形態と同じように会員制・月額制にする。

このように考えると他のカフェにない差別化したカフェが誕生します。これが相関性シンキングの基本的な考え方になります。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?