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中央アジアの北朝鮮で年末年始を過ごした話

2023年12月31日から2024年1月1日の1泊2日を中央アジアの北朝鮮と呼ばれるトルクメニスタンの地獄の門で過ごしました。その前後の約2週間のウズベキスタン旅行に併せて、地獄の門で年越しをしてみよう、という魂胆でした。


1.地獄の門は予想よりしょぼい

いきなり、批判的な印象で、申し訳ないのですが、第一印象は「予想以上にしょぼいな…」でした。笑 

事前にネットでちょこっと見ていたので、なんとなく想像はついていましたが、リアルでは轟轟と燃え盛る炎や煮えたぎるマグマのようかも、と勝手に期待していました。

でも、実際は、クレーター内に点々と焚き火程度が炎が存在する感じです。

まばらに火が点在しています

2.高い&遠い

トルクメニスタンは「中央アジアの北朝鮮」と呼ばれ、入国するには半官半民の観光ガイドを手配する必要があります。

僕はOwadan Tourismという会社を使いましたが、1泊2日で総額500USD程度でした。ツアー料金はUSD440で、あとは入国時に支払うビザや入国料等です。
また、ツアー申込時には写真のような遊牧民のテントを案内してもらいましたが、実際に当日案内された部屋はテントでもなんでもない、ただの小屋でした。

案内された写真
当日案内された小屋

年越し前夜ということもあり、夜中までパーティがあった為、この部屋に案内されたのは深夜2時頃でしたが、さすがに、話が違うし、なんか一人旅行の日本人だし、と舐められた気がして、ツアー会社の営業マネージャーやその他責任者を呼び集め、怒りをぶちまけてしまいました…(他の米国・欧州からの団体客は其々のゲルが割り当てられていました)

結果、ゲルを組み立ててもらい、そこで寝泊まりできたので、良かったですが、翌朝は7時起きだし、焚き火で暖を取るので、1時間半に1回起きないといけなく、なんとも沈んだ気分でした。

寝泊まりした部屋

また、ウズベキスタンのヒヴァを拠点に向かったのですが、トルクメニスタンとの国境まで1時間程度、国境から地獄の門までは4時間程度でした。車はランクルなので、狭くはありませんが、砂漠地帯を走るので、振動がすごかったです。

このような道なき道も一部あるが、メインは凸凹したコンクリートの道をゆく。
ラクダさん。途中で停めてくれ、近づいてもOKでした。

3.それでも行って良かった

色々、綴ってしまいましたが、振り返ってみれば、行ってよかったなと思います!

火はしょぼかったですが、それでも地下に溜まるガスが40年以上も噴き続けている地球の偉大さや、中央アジアの北朝鮮と呼ばれるトルクメニスタンという国をほんの少しでも知れたこと等、刺激的でした。

政府関係のたてもの?
一般的な平屋。
新しく街の開発を進めているらしい。
右手がコーヒースタンド、中央がスーパー、左手がケバブ屋
このケバブは本当に今まで食べた中で、いっちばん美味しかった!!!
砂漠地帯にある家族経営のコンビニ。品揃えは豊富。誤って、このお家のトイレにあがってしまったが、綺麗に清掃されていた。が、離れたところにある公衆トイレは板張りボットン。

今回見たトルクメニスタンは一部かもしれませんが、女性の方が一人で相乗りタクシーを捕まえたり、子供が出歩いてたり、僕も一人での自由行動OKだったり、と、中央アジアの北朝鮮と呼ばれるほど、経済的な貧困は抱えていなそうに思いました。

クレーターの端に腰をおろし、寒さと熱さの狭間で、星空を見上げたリラックスタイム
iPhone 13miniでも、ここまで綺麗に取れる、トルクメニスタンの星空


気になる方はぜひ行ってみてください。


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