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運動をはじめたきっかけは、彼女たちのためだった

社会人になって、わざわざ「運動しよう」なんてことを思い立って、運動を始めたのは30も後半になってから。

20代、30代の頃にはサッカーやフットサルをやっていたけれども、健康のため、とか衰えた体力のため、とかじゃなくて「ボール蹴りたい」という意識だけで、サッカーとかやってた。ただ、10代の頃とは体力が圧倒的に違っていて、フルコートでサッカー 45分ハーフなんて、狂気の沙汰ではなかった。なので、サッカーは諦めてフットサルとかやってたの。

30も過ぎてくると、生きているだけで体力の衰えしか感じない。圧倒的に筋力・体力の衰えを感じたのは、忘れもしない 2010年3月15日。当日は、Perfume のファンクラブ限定ツアー Zepp Tokyo 1日目。前から3〜4列目をキープ。こんな近くで Perfume を見ることはそれまでなかったので大興奮だったけれども、始まった瞬間「早く終わってくれ」と天を仰いだ。

友人からは「Perfumeのスタンディングは、モッシュもひどくないから余裕」と言われていたものの、それでも最前正面あたりは屈強な男たちの修羅場で、あたりにいたはずの女子(というかカップルたち)は、始まる前「押さないでよ」みたいにプリプリ怒っていたけれども、始まった瞬間にいなくなっていた。思っていた以上に激闘だった。そう言えば、どっかの狭い箱でワンマンやったときに最前の人らが、相当にやばかったという話をどっかで聞いたなと思いながらようやく終了。

体力は完全に消費して、ズタボロだし、両足ふくらはぎは痙攣して攣って歩けない状態。いまだに某あぴゃにヴィーナスフォートの中庭でストレッチしてもらった写真を見ながら、その時の決意を思い出す。

ライブには体力と筋力が必要だ。

それまで、小太りだった自分を奮い立たせ、人生で初めて「トレーニングしよう」と筋トレをはじめる。まず筋トレ、それから泳ぐ。バイクも買って、ライドもはじめる。ついには、ランもはじめる。もしかして、トライアスロンできんじゃねとか思いつつも、やがて Perfume のライブ程度では余裕の体ができあがっていたわけです。

もう十分だ、あとはこれを維持しよう。と、ゆるーい食事制限と、ゆるーいスロトレを続けて 172cm 62kg 体脂肪率 12% となる。細マッチョ的ないわゆるいい感じの体型だったと思う。シックスパックだったし。しかしながら、ここでまた新しい障壁が現れる。

B A B Y M E T A L

モッシュのレベルが違いすぎるし、サークルモッシュするし、ウォールオブデスで当たり合うのを目の当たりにして「これはヤバイ」と思い立つ。というか、もう存在する人たちの屈強度が違いすぎる。ある程度鍛え込んできたのに足りない体幹。押し負ける下半身の筋力。すぐに飛ばされる軽さ。

これはヤバい。

不足していたのは、圧倒的な重力。モッシュとかそんなこと言っている場合ではない、この程度の軽さでは倒れる。オレには、まだまだ筋力も体重も不足している。

ということで、トレーニングの方向性を心肺機能の向上をベースに、安定度を増すための体幹・下半身トレーニングへシフト。体重を増やし、かつそれを安定させるための筋力増強。とは言え、ガチ勢ではないので、以下に短い時間で筋力をあげていくかということで、スロトレをベースに筋肉を追い込むだけの筋トレへシフトしていく。体全体の筋力を安定させるために、泳ぐ。もはや、何を目指しいてるのかはさっぱりわからないが、いつでもライブに行けるように、健康であることを目標としながら「ライブに負けない体作り」を標語に運動という名のトレーニングを続けている。

目標は何だって良い、継続できればそれでいい。

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