[自作キーボード] Keyball44 と自動マウスレイヤー ビルドログ#5 [完成]
ついに完成してしまいました。また別のキーボード作りに入らないと…。はんだ付けさせて欲しい。
前回は、LEDを一所懸命つけましたね。
あとはトラックボールとプレートまわりです。そうしたらキースイッチとキーキャップをつけて完成です。
はんだ付けするトコもほとんどなくて、苦労することはないだろうと思っていたんですがね。そうでもなかった。
トラックボールやプレートをつなぎ止めるねじが小さくて、精密ドライバーじゃないと苦しかったです。とくにトラックボールを保持する M1.7のねじを差し込む場所自体も狭いので、細い精密ドライバーじゃないと厳しいです。
一度ね、その小さいネジを吹っ飛ばして行方不明になって、有香をはいずり回った揚げ句、別のキーボードのところに落っこちて立って時は肝を冷やしました。小さいものを扱う時は気をつけましょう。
と、そんな結果。こんな感じになりました。
前回の Ergodash で気がついたんですけど、キーを押す場所と、そのキーの使い方によってキースイッチを変えたほうが良いなと判断して複数のキースイッチを差し込みました。すべて Linear で重さだけ変えてます。50g, 47g, 40g の順だと思う。
Cherry 以外のキースイッチをはめるには固いので、頻繁な交換には向かないと思う。抜ける気がしない。
この時点で、いくつかのキーが反応しないことが分かるの巻。
結果として、キーソケットのはんだが微妙だった模様。事前にキーが反応するかは試していたんだけど、キーソケット側をきちんと試していなかったツケがここに来て出ました。キーソケットつけたら、きちんとテストしような。お父さんとの約束だ。
キーソケットのはんだが微妙だったことと、キースイッチが抜けにくいこと以外は特に問題なく、組立は思いの外あっさりと完了しました。
はんだ付け直したりするのはあっさりじゃなかったけど。そこに行き着くまでの調査がだるかった。
そして。
ここで気になるアレが動きません。
「自動マウスレイヤー」の機能です。
自動マウスレイヤーとは、トラックボールをいじっている時だけ特定のレイヤーに切り替わる機能です。この自動マウスレイヤー(AML)機能が利用できると、トラックボールを触っている時にレイヤーを変更せずに特定のボタンをトラックボールマウスのボタンとして利用できるようになります。
標準では、レイヤー1 の J と L に左と右のボタンが割り当てられています。
しかし動かない。コードに変更が必要なのかと色々といじってみますが、なんの返事もない。何が起きているのか。
QMK では Keyball 用に特殊なキーコードが割り当てられています。
まさかのトグルで制御。かつ、デフォルトでは「オフ」という仕様。面倒だからデフォルトをオンにしてしまおうかと考えましたが、ひとまずは "Kb 10" を一旦どこかのキーへ割り当てて、そのボタンを一度押せば良い。EEPROM には保存されないのがネック。と言うことで、しばらくソースコードを眺めるたびになることでしょう。取り敢えず、使えるようになってよかった。
この自動マウスレイヤー機能も大概ですが、特定のマウス用レイヤー(Default だと 3番) に制御を移すと、トラックボールで上下左右にホイールスクロールさせることができます。これも便利。かなり自由自在にスクロールできるようになるし快適。
「キーボードにトラックボールがついている」と「トラックボールをホイールとして利用できる」というだけでこのキーボードには利用価値があります。ホントに素晴らしい。これだけでも2.5万弱払った甲斐があります。
しばらくはキー配置をどうするかうんうんうなる日々でしょうが、メインに取って代わる日も近いことでしょう。素晴らしい。
ただね。日本語の文章を打ちまくるに良いかどうかって所はまだ悩みどころ。それと、親指と他のキーの段差がありすぎると使い勝手が悪い。しかし、右手のキーボードのキーキャップを低いものにすると、トラックボールとの干渉が避けられない感じもあります。
これは定着までにかなり時間を要すると思います。
が、コレは良いものだ。
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