マガジンのカバー画像

エンジニア小噺

395
しょっさんの書いたエンジニア向けのエッセイ集
運営しているクリエイター

#エッセイ

コンパクトキーボードの世界

最近、Keyball44 や Corne Cherry v4のようなキーの少ないキーボードを使い始めるようになって、困ったこともいくつか出てきました。 mac で初期設定されているショートカットには、こういった少ないキーを想定されたショートカットではありません。特によく使うようなもので使い勝手の悪いものも出てきます。そらそうだ。 例えば、私が特に頻繁に利用するワークスペースの切り替えは "⌃ + 数字" を利用します。コンパクト (省スペース) キーボードでは、こういった

お仕事のコツというか効率化というか思想的な想いと言うか願いというか

仕事を効率化することが是か非か。 仕事に限らないけれど、効率の良いプロセスってそれ以上でもそれ以下でもないのよね。プロセスや仕事の効率化だけを見てしまうと、なんか後ろ向きに「あー仕事しなきゃー」て感じてしまう。 仕事の本質って、困っている人を手助けした結果であって。今は、そういった仕事ができたら良いなと感じるようになってきているの。 例えば、今のお仕事の感覚って「みんな Salesforce 使えば楽しく仕事できるようになると思うから、使って欲しいな」という啓蒙活動をし

初めてのインターネット

せっかくの三連休だし、一日くらいは羽目を外してもいいだろうなんて考えて、昨晩は夜更かししちゃおうかなって遊んでたんだけど、結局23時前には寝ちゃった健康的なしょっさんです、おはようございます。 次なる目標は、中途覚醒の軽減・抑制です。よろしくお願い申し上げます。 さて、ふと目についてたので #はじめてのインターネット で思い出せることを書き記しておきます。 あれは中学生か高校生か、たぶん高専生活の最中、「インターネット」というキーワードを知りうる前に図書館で出会った「カ

"Hello World!" が内部でホントにしていること

"Hellow World!" を表示するだけのプログラムのつまらなさ。 的な話を最近見て、ふと思ったことが。そりゃ "echo Hello World!" 的なことを各プログラミング言語で書いたとして、面白味はたしかにないな、なんて思ってしまう。C言語で、ぱっぱと書いてしまうと、以前にもお見せしたように。 #include <stdio.h>int main(int argc, char **argv) { printf("Hello World\n");} こん

言いたいことも言えない、こんな世の中で大切なこと

世の中、立場の所為で書けないことたくさんあるんだなぁとか思いつつ。 コンピュータエンジニア人生としては、30年以上関わってきていますので、思ったよりいろいろなことを知っています。ただ、ほとんどすべてのことをアウトプットできずにいて、もやもやしていることも事実です。理由は、25年近くを会社生活で過ごしてしまっているがための、守秘義務的なあれです。多くは会社で得た知識と知見、お客様の情報などです。これらのうち、お客様の情報は特に秘匿せざるをえません。面白い情報はこっちのほうがた

やったことないけど、やってみる

仕事とは言え、申し訳ない仕事をしている時がある。 最近作っている手のこんだ資料は、アジャイルでのプロジェクト運営・管理という資料です。こっちは本業。副業で書いているのは、正しいWebアプリケーションの作り方。アジャイルとWebアプリ組み合わせると、ちょうどいい感じになりそうだなとか思いつつ、懺悔する(ホントはしてない)ことは一つ。 アジャイルもアプリ開発も、業務での経験がないのにホント申し訳ない。 アプリ開発は、知らないことから進めていきましょう、学習していきましょうの

「かんがえる」と「かんがるー」って似てる

アウトプットは、自分の考えをまとめる最良の道具。 わたし、自分がどんだけバカなのかを理解しているので、ホーキンス先生のように頭の中だけで物事を考えることが全くできません。そもそも「考える」ということが未だによく理解できていなくて、なにか課題を放り込まれても瞬時に回答が出てきてしまうので、いつも考えることなく結論に結びついてしまう。もし、そのときに答えが出ないときには、いくら考えても、自分ひとりではどうにもならない問題です。 すぐに答えが出るなんて、チョーええやんけ。と思わ

話せるエンジニアになりたい

とある会社のCTOから「話せるエンジニアですね」と言われ、とても嬉しかったのでそのことを記しておきます。 話のわかるエンジニアですねという文脈ではなく、対話やうまく説明のできる、という文意での「話せるエンジニア」というように言われました。本人としては、どの程度の気持ちでいったかまではわかりませんが、私自身としては最上の褒め言葉です。 わたしの目指すエンジニア像は、エヴァンジェリストにずいぶんと近い立場です。ただ、特定固有のサービスを伝導することを目的としているのではなく、

プログラミングは写経と実験の繰り返しだ

プログラミングは、難しいかもしれないけど、試行錯誤を繰り返せば道は開ける。 ずいぶんと長い間、プログラミングとは縁を切っていた私ですが、シェルスクリプトマガジンで Vol.29 からずっとプログラミングについて連載を持っている程度には、プログラムがちょっと分かる私です。もうすぐ Vol.61 が発刊されるので、30回くらいですね。2回くらいお休みいただいた気がしますが、4年くらい連載を続けさせていただいています。しばらくずっとプログラムと無縁でも、連載をかけてしまうほどに私

できるエンジニアがいつもしていること

「この人はすごい」というエンジニアは「実験」しています。 実験とか言うと重々しいのですが、とりあえず手を動かしてみるエンジニアは、話が早いです。わたし自身が、他人に誇れるほどすぐれたエンジニアであるとはいいませんが、少なくとも技術に責任を持つプロダクトのバックエンドエンジニアとして、必ず手を動かして検証しています。 私個人の立場としての実験弊社の製品は、ほとんど大抵のことは文書として外部に公開されています。「こんなことできますか?」「これを試してみたら、動かなくなったけど

クラウドでもインフラスキルが重要なわけ

分かっている人には言わずもがな、だけどインフラスキルをないがしろにするエンジニアもお偉い方もいるわけで。 ずっと、インフラのエンジニアをやってきて、PaaS/SaaS エンジニアになったということは、インフラを見限ったんじゃないかと思われがちですが。IaaS はもとより、PaaS/SaaS だってインフラのスキルは重要なのです。とくにネットワークを中心に。今でもインフラのスキルをフル活用です。インフラを知っているエンジニアが少ないところにいることもあって、むしろ活躍の場が広

こんなチケットサイトはイヤだ

時限式の予約チケットシステムまじで勘弁してほしい。 とは言え、映画の座席予約システムなら、もう致し方ないかもしれないけれども深夜 0:00 に開始するのやめてほしい。善良な一般市民なら、普段は確実に寝ている時間なんだ。 まぁそれでも、まだちゃんと使えればいい。 その時間になると、必ず落ちるシステムがある。「某アイドルのチケット10:00から発売開始です!!」みたいになっていて、その時間にアクセスすると落ちてる。何度かリトライしてようやくサイトが開いたと思ったら、すでに「

エディタをめぐる旅

「弘法筆を選ばず」とはいいつつも、IT界隈では今日もvi/emacs宗教戦争がつづいています。 ITのエンジニアにとって、利用するツールは人生を左右するものでもあります。エディタはその中でも最たるものです。 私はメモ書きには、先日も紹介した「Day One」。 長文に特化した、原稿などの元ネタを書くのは「Ulysses」。 そして、プログラミングなどのエンジニアリングには「Visual Studio Code」。 どれも、今使っている中では最高の選択をしているつもり

ブラウザがあれば、それでいい

気がついたらブラウザで完結する世の中だった。 「このアプリがオススメ」的な話を広げようとしたものの、ほとんどがブラウザ内のサブスクリプションサービスばっかりだった。気がついたら、ブラウザがあれば事足りる世界がやってきていた。 そういえば、PCの初期インストール後に Google Drive からファイルを戻したあとに、なにをしたかと思い返してみると。 1. Google IME を入れる 2. iTerm を入れる 3. 1Password を入れる 4. Paste