2023上半期ベストトラック(20曲)

大分遅めですが、上半期が終わったので、ベストトラックを選んでみました。
あまり音楽聴けてないですが、とりあえず選んでみたら20曲ぐらい出てきたので、20曲でまとめています。

毎月のベストをブログでやっているので、基本的にはそこから特に印象深かったものを選んでいます。
ちなみに、プレイリストの曲順は、ランキングではなく、なんとなく自分が聴きたい流れで作ってみています。

以下、コメントと参考記事などを書いておきます。


YOASOBI「Idol」

上半期の衝撃の一つ。個人的には、英詞版の方が好みだが、日本詞版のライブ動画もなかなか見ごたえがあった。
K-POP的な目まぐるしい展開を、J-POP的なごちゃ混ぜ感の突き詰めの中で、丸ごと飲み込み、とんでもない楽曲に仕上げたのは、一聴して驚いた。しかし、それ以上にこの曲の驚きは、ikuraのボーカリゼーションにおける個性と魅力だろう。
まさかここまで稀有で、可能性を感じさせるボーカリストだったとは、正直ちょっと見くびっていた。

ずっと真夜中でいいのに。「綺羅キラー(feat. Mori Calliope)」

リリース自体は去年だが、アルバムが出たのと、ライブ動画もバッチリ決まっていたので。
最近のずとまよ楽曲にはそこまでハマってないのだが、これはシンプルにカッコ良い。
Mori Calliopeのバチバチのラップが、曲を最高に引き立てている。

LANA「L7 Blues」

やっぱ今年はLANAでしょって感じの曲。バイレファンキを取り入れたビードで、こんなの頭から上がりまくる。
どこかでライブ観たいなぁ。POP YOURSのライブ動画も壮観。

Bonbero, LANA, MFS, Watson「Makuhari」

POP YOURSはこの企画曲も凄まじかった。シーンの先頭を切り拓いていくだろう頼もしさと風格。日本のHIPHOPの"今"が詰まっている。
POP YOURSでのライブ動画を観る度に、4人それぞれの自信と覚悟が、その佇まいに感じられて、そこに盛り上がるオーディエンスがいて、感動を覚える。

MEZZ, なかむらみなみ「ROYAL MILK TEA」

このツイートで知った曲。つやちゃんも上半期ベストとしてとりあげていた。
いつ聴いても、低音の鳴りが身体の奥底に心地よく響く、最高にクールなジャージークラブの音だ。
流行りに乗ったジャージークラブの曲は数多あれど、ビートだけで上がる曲は、そうない。

Mall Boyz「mango run」

こちらもジャージークラブの要素も呑み込んだ楽曲。
夏の快晴がぴったりな、ひたすらに陽気で最高に心地良いダンサブルな音。イントロが良いんだよねぇ。口ずさみたくなるフックも流石。

PAS TASTA「zip zapper」

リリパも行ったPAS TASTA。これを「Jポップ」と言い張る気概は素晴らしいよね。何もかもを貪欲に呑み込んだ音楽には、今っぽさを感じさせつつも、そんなのどうでもよくない?という問いかけも感じる。
つまりは、わけわからん音楽。最高。

ExWHYZ「ANSWER」

何なん、このドロップと思ったら、プロデュースSeihoだった話。
ドロップ前に刻む、このリリックが全て。

この音で/このBeatがAnswer

BBY NABE, Lil’Yukichi, Noconoco「ALRIGHT」

パッと聴いてカッコ良いなと感じるHIPHOPも良いけれど、こういう真摯にリリックが届くHIPHOPも、良い。
こちらもジャージークラブ風ビートだが、そういうのを抜きにして、シンプルにとても良い曲と感じた楽曲。

lyrical school「NEW WORLD」

新生リリスクの1曲目は、これしかないって思える楽曲だった。空高く鳴り響く、まさしく幕開けのイントロ。
そして、繰り返し紡がれる、"I won't let you down"。
最大級に大きな変化を経ての門出にて、衒いなくこの言葉を選ぶのが、lyrical schoolだ。

SAGOSAID「Stay soft, touch my skin」

最近ラジオで知ったバンドだったのだが、みんなこんないいバンド知ってた?めっちゃ良いよ。
程よくざらついた音像に、ふわりと乗る、優しくも良い意味でクセがあるボーカルのバランスが絶妙。ちょっと気だるさを感じさせる雰囲気も◎。
終盤のにやりとするような転調を組み込みつつ、劇的に展開させる流れにも引き込まれる。
ライブで観たらきっと熱さもあるだろうなと思いつつ、楽曲としては生活にも自然と馴染む。何度も聴いても、やっぱ良いな。

Homecomings「US / アス」

リリックがちょっと凄すぎて。一言一句、ずっと凄い。
特に、サビの"たまたま美しい"ってなに。"美しい"を"たまたま"で修飾することなんて、あっていいんだ。でもなんかわかるの、ほんと凄い。

家主「きかいにおまかせ」

家主、そこまでハマってなかったが、この曲はめちゃくちゃ好きだ。
中盤のザ・ギターソロって感じの音を皮切りに、あまりに大胆な転調を重ねながら、サビを繰り返す展開には、あまりにグッときてしまう。
本質的な世への問いかけを、あくまで明かるげなムードで紡ぐリリックとも相まって、何度聴いても泣きそうになる。

Balming Tiger「SOS」

Rolling Stone Japanのインタビューで知った韓国のバンド。フジロックも凄まじかったぽいのだが、音源にこんだけ熱量乗っけられれば、そりゃライブはヤバいだろうことが、容易に想像できる。
だって、この曲、ギターがギュインギュイン歌っていて、最高じゃん。

So!YoON!「Smoke Sprite (feat. RM of BTS)」

SE SO NEONのソユンのソロプロジェクトで、BTSのRMが参加していることで話題になったが、なんといっても音。
バンドもそうなのだが、いつもとんでもなく澄んだ音が鳴っている。そこにこんな低音をぶつけるなんて、どうかしてる。

柴田聡子「どこへも行かないで」

怖さも優しさも心地よさも奇妙さもある、何だかよく分からない曲。でも良い。
一番凄いのは、柴田聡子なのかもなって本気で思う。

君島大空「花降る時の彼方」

バンドもバリバリだし、弾き語りももちろん
バリバリだし、打ち込みもさらに加速させてやっちゃうのね。
どこまで行くの貴方って感じだけど、どんどんやってほしい。
あ、1月に観たトリオでの「沈む体が空へ溢れて」がやばすぎたので、また観たいし、音源化期待。

戦慄かなの「broken」

ケンモチヒデフミとガッツリ組んだ曲で、らしいファビュラスさを終始魅せながらも、sooogood!との1曲が、良い意味で全く違う色味を出していて、素晴らしかった。
少し触っただけで崩れてしまいそうな、音の積み重ね方。その危うい繊細さこそに滲み出る美しさ。

林 和希「Wow」

上半期で衝撃を受けたアーティストの一人。安定のつやちゃんリコメンドだった。個人的に、R&Bはそこまでハマらない感覚があったのだが、これは凄かった。
泣けてくるぐらい、優しく身体に食い込んでくるフロウ・リリック・音・色気に、完全に惚れた。

SADFRANK「最後」

締めにふさわしいタイトルの楽曲かなと思って。
極度の緊迫感と、生々しさ。ここまでを音源に閉じ込めることが出来るものなんだな。


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