日々の生活に関わる"ステイクホルダー"

以下のニュースを見て、我々の日々の生活に関わる"ステイクホルダー"が、いかに多様かを改めて考えていました。

内容自体は、システム開発側でのメール設定ミスで、Gmailのセキュリティポリシーに引っかかったのではという見方が濃厚そうですが(教育委員会からの公式の説明はだいぶイマイチな感じでこれはこれで物議を醸してますが)、それはそれとして、話が話とはいえ、Gmailのメールが届かないだけでも、これだけ話題になるものだなと、色々考えてしまいました。

この話で思い出したのは、若林恵さんが話していたものでした。
確か、ある時ビジネスパーソンに対して、自らを取り巻く"ステイクホルダー"を洗い出すように言ってみたところ、株主ぐらいしか出てこなかったと。
本当は、もっと多くの"ステイクホルダー"がいるはず、例えばオフィスに言っていれば複合機があってそれを修理する業者だったり、お昼を食べるランチを営んでいるお店だったり、そういったものも含んで然るべきなのだが、そういうことが全く見えていない、といったような話だった気がします。

この話を冒頭の話と繋げると、日々の生活が一体どれだけの"ステイクホルダー"に支えられているか、全然意識できていないと感じたのです。
これは意識せずとも、高レベルの仕組みの中で生活が送れているという意味で、社会が成熟しているということなのだと思いますが、ひとたび問題が起きれば、今回のようにメールサービスひとつであっても大きな問題と化してしまう。

それ自体は良し悪しの問題ではないと思っていますが、もっと自分の身の回りのものとの有機的な関わり合いに意識的になったほうが、社会の見え方が変わってくるだろうなとか考えました。

こういう話も似た話かなと思います。

この個別の話それ自体をどうすればいいかは悩ましいと思うのですが、とりあえず"ステイクホルダー"の見えなさを自覚して世の中を見渡してみると、自分の生活の解像度が上がり、一味違った視点が得られるんじゃないかなとか考えました。

#日記 #雑記
#ステイクホルダー #生活 #視点

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