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脳内の見える化 Vol.24(今やりたいこと、保険のマーケティング)

 転職組のマーケターの人たちと共に「デジマチーム」のStrategyをやることになった。チームのいろんな人と1on1をした中での気づき。

VodkaのWillとは?

 自分が今思っていることをストレートに表現すると、「俺の所属している会社の商品(保険)が世の中から受け入れられてないことが我慢ならない!」ということ。

 はっきり言って、「消費者を助けたい、不を解消したい」なんてレベルじゃない。自分のいる業界が、人々の鼻つまみものになっていることに我慢がならないのだ!消費者から愛されてるAppleとかP&Gとかコカコーラっていいなあといつも思うけど、保険に対して何かしら一石を投じない限り、辞めるに辞められない。

 なんでそう思っているかというと、自分が
①死ぬほど承認欲求が強くて
②自分の所属する組織に対する愛着が強くて
③カッコイイものが好き
だから。

 そこから生まれるWillは、「保険に関する”面倒臭さ”や”つまらなさ”といったネガティブな感情を自分の手で解消し、”カッコイイ!”、”わかりやすい”、”面白い”と思ってもらえるようにする」ということ。

Willを言語化してどう思う?

正直言って、自分の性格と今の仕事で求められていることと一緒に働く人のスペシャリティがドンピシャだと思わざるを得ず、かなりワクワクしている。

どう行動する?

「保険の面倒を解消する」ためにどう行動する?(マイナスからゼロ)

 まずはプロトタイピングっぽく、「自分と自分の身の回りの人たちの保険の不を自分の手で解消するにはどうしたらいいか」ということをどんどん試していこうと思う。正直医者の不養生というか、自分自身も保険めんどくさいと思ったり、わかりづらいと放置している面が多々あるので、まずはそこの解消から。

自分が当事者になって「保険の面倒やわからない」を解消するプロセスを試行錯誤することで、どのプロセスがネックになっているかとか、それに対する消費者のインサイトがきっと見えてくると思ってる。(もちろん保険に関するベース知識は違うのだけれど)

 その上で、そのプロセスの本質を抜き出してVodkaじゃなくても出来る形に一般化してデジタルで実装する。これはインサイトを見つけてから考えればいいけど、いずれにしても情報提供の質やタイミングの問題だとは思ってる。

「保険をカッコイイものにする」ためにどう行動する?(ゼロからプラス)

 保険のブランディング的な話。そもそもここは保険会社の仕事とは無縁の領域なのだけど、消費者を喜ばせるような、なんなら消費財メーカーとかエンタメ企業がやってるようなクリエイティブを発揮していきたいと思ってる。

 そのためには、既存の保険会社っぽい業務なんてぶっ壊して、「世の中のかっこいいものに触れ続けてエッセンスを吸収し、それを保険に適用する」という動きを業務上繰り返していくことが必要になると思う。これをどれだけ恐れずにやれるか。

 ポイントは「仲間づくり」。自分がやったことなくてかつ会社からも「あいつ何やってるんだ・・?」と懐疑的に見られることを本気で進めるには、一人では絶対孤独死する。仲間が必要。

 幸いにも自分にはマーケターのキャリア採用の仲間がいる。その人と話したらほぼ同じことを考えてた。でも実現できず一人でモヤモヤしてたらしい。この人といつもクリエイティブのことを考えて、保険に転用して、全く予想だにしなかった保険の未来を切り開いていくんだ。この部署ならそれが出来るはず。

あとなんか改めて、自分にとって「同志」と一緒に働くことってめちゃめちゃ重要だなと思った。そして今自分は間違いなく同志に囲まれてるなと思った。

クリエイティブのうねりを拡大していくには

 兎にも角にも、言い出しっぺたちに対する周りの期待感を高めないといけない。「お遊びではなくて真剣っぽいぞ」とか「あいつらなんかものすごいぞ、期待できるかも」と思わせないといけない。

 トレンドを知り、共有しあい、試して、ユーザーに共感する行動を常時行わないといけない。これを当たり前にしていくこと。まずは2人だけでも「クリエイティブ会議」みたいなディスカッションを深めること。ブランディングに成功しているあらゆる企業の事例を頭に叩き込みその構造を理解すること。自分の好きなもの以外の流行ごとになんでも挑戦すること。

 もちろん学ぶだけではなく保険に転用してアウトプットしないと「ただのお遊び」になってしまう。ここは肝に銘じないといけない。

クリエイティブの重要性を社内に浸透させるには

 最初は「そんなお遊びみたいなことやって効果があるのか」みたいなコメントがあると思うし、「それも重要だけどまずこれを」という意見もあると思う。この中でいかに市民権を得ていくか。

「マーケティングは個人技ではない。組織づくりをしない限り機能しない。優秀なマーケターほど、経営の意思決定にズカズカ入ってくる。経営者は、「マーケターは消費者の代理人」と考え、会社の意思決定を委ねる覚悟が必要だ。」
永井孝尚『世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた』(KADOKAWA)P.65

競争優位性!

 とにかく僕たちが「センスある集団」になることが競争優位の源泉なんだと思う。特に保険は形がないので「いい感じのこと」はすぐに模倣されてしまうから、一発いいのを当てるだけじゃダメ。自分たちの企画力自体がブランドを作る。Appleのクリエイティブはいつでもイケてるってこと。ということは組織開発だ!

結論

・日常の保険に最強に詳しくなって人にもアドバイスしてみる

・勝手にマーケターを名乗る。うちのマーケターを巻き込む

・トレンドに敏感な生活に変える

・仕事仲間とクリエイティブ会議やセンスの磨き込みを当たり前にやる

・マーケ力を高めるような組織チャレンジをしながら、みんなで感度を上げていく


課題感を追記。
はじめどうやってPDCA回していくかは大いに議論したい。最初は考えたことを試す箱も、作る予算も与えられづらいはず。でも大きくする前にどんどん世間に当てなきゃならない。でもでも保険会社名で軽はずみにポップなことはできない。じゃあどうする?ここは大いに議論していきたい。

今日はここまで!

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