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2023/9/18週|人体メンテナンス

実は9月の上旬頃に大腸憩室炎というものにかかっていました。

(何かお腹が張るなぁ〜、、)

というところから、その日は普通に仕事をしていたのですが、次第に痛みが増してきたので病院に行き、、
虫垂炎の疑いから、CT検査などを経て上記の病と診断されました。

幸いにして軽度で済んだので薬を飲んで海外旅行行けちゃうくらいまで回復済みなのですが、結構痛かった😅のと、大腸憩室炎というのは再発の可能性も結構高いとのこと。。

食生活を見直したりしつつ、風邪ひかないようにする対策をしていくしかない、というのがお医者さんから言われた話です。

。。。

今年は上記以外も風邪が長引いたり体調面にくることが多く、、ガタが来てます。
そんな中『LIGHTHOUSE』や、夏季休暇でベトナム旅行中に読んだ星野源さんのエッセイを見聞きしていると自然に目に留まった箇所があったので少し紹介したいと思います。

LIGHTHOUSEからは各話の話から星野さんが曲を書き下ろすのですが、「灯台」という曲からの以下の歌詞。

君は若くて良いねなんて
知らねえよカスが
もし僕が明日死んだら
それが一生なんだ

(『灯台』より:ちなみに若林さんと春日さんの名前が入っていそう)


続いて、星野さんのエッセイ "人間" からの下記の一節。 
鶴瓶さんと中村勘三郎についての描写です。

鶴瓶さんは勘三郎さんと無二の親友で、仕事仲間だった。打ち上げも佳境にさしかかった頃、生前勘三郎さんがした悪戯や、トラブルの話で盛り上がった。爆笑に次ぐ爆笑。今は亡き人のことでこんなに笑えることはそうなかった。
「人間は死んだら終わりなんや」
鶴瓶さんが少し声を荒らげて言った。 「勘三郎みたいな、あんなすごいやつでも、あんな偉業を成し遂げた男でも、死んでしまったら、みんな忘れてしまうやんか。俺はそれが悲しい」  (中略)
「まだ勘三郎が死んでから1年やろ。なのにもう、みんな忘れる。死んだら終わりやで」  キッとこちらを向いた。 「だから源ちゃんは死んだらあかんねん。ほんま、死なんでよかったなぁ」

ニッコリと笑ったが、その真っ赤になった顔は少し悲しそうだった。  それから2年が経った。(中略)

春から夏にさしかかった4月末、鶴瓶さんから電話があった。 「源ちゃん、今『鶴瓶噺』やっててな」  約2時間の舞台が、ノンストップのフリートークのみで構成される『鶴瓶噺』。(中略)
開演すると、ステージに鶴瓶さんが手を振りながら現れた。 「全然寝てていいですから、いつでもトイレ行っていいですからね」  客席のご老人に話しかけ、鶴瓶噺がスタートする。(中略)
「今年は、うちの師匠の笑福亭松鶴の三十回忌なので、おやっさん(松鶴)のことを話すっていうことでやろうと思ったんです」
そこから、松鶴師匠のエピソードを話し出した。弟子入り直後からテレビスターになってしまった鶴瓶さんと他の弟子とのバランスを取るために、一度も稽古をつけてもらえなかったこと、しかし、代わりに師匠は自分の落語をテープに録り、それを書き起こさせるという仕事を任せ、それが間接的な稽古になっていたこと、悪酔いして帰ってきた師匠に弟弟子が傘で滅多刺しにされて面白かったこと、笑いの隙間に様々なエピソードを織り交ぜ、最後にこう語った。
「人間は、死んでも終わりじゃないんです」
2年前の言葉がフラッシュバックした。
「残された者が、その人を語り、バトンを繫いでいきますから。だから、人間は死んでも終わりじゃない。それが、今回私が言いたかったことです」  その言葉で、鶴瓶噺は幕を閉じた。 「人間は死んだら終わりなんや」 「人間は死んでも終わりじゃない」  この2つの言葉の間に、どれだけの想いと、憤りと、決意があったんだろう。  帰り道、山手通りを歩きながらそれを想い、ひとり泣いた。

いのちの車窓から:人間 より

冒頭の自分の出来事は命に別状があるわけではないくらいの軽度なものでしたが、それでも早朝の病院で朦朧としながらCT検査したりしている時は自分の身体への不安がありましたし、体調が弱っている時には自然と上記のようなことに意識が向きますね。

なので、今回の件を受けて自分がやろうと思っているのは、健康体を維持するための取り組みを本格化するということ(特に外食一辺倒の食生活を変えるなど人体をメンテナンスしていきたい。)と、大げさかもしれませんが、死を意識した時に何を遺せたら良い人生と言えるか考えていくこと。

転んでもただじゃ起きません😎… というか、痛い目を見てやっと行動を変えるのは子ども時代から変わらずですね。。苦笑

ちなみに今回の関係ないですが、肝臓も休ませた方がよさそうで、しばらく禁酒の予定です。笑

📓この記事について

株式会社タイミーで執行役員CMOを務めている中川が、マーケティング関連の仕事をしている中で感じたことを綴り、コツコツと学びを積み重ねる『CMO ESSAY』というマガジンの記事の一つです。お時間あるときにご覧いただければ幸いです。オードリーのオールナイトニッポン 📻 で毎週フリートークしているのをリスペクトしている節があり、自分も週次更新をしています。
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