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今どこにいるの

ちょっと忙しくて帰りが遅くなる毎日。
そんな私のささやかな楽しみが、こうめの電話。「今どこにいるの?」。毎日同じことを聞かれる。覚えたての言葉の繰り返し。でも、これでいい。これがいい。帰る場所を感じさせるこの言葉が本当に大きなトトの心の支え。

2歳3ヶ月ってこんなに話すようになるのかと思うほど、言葉が達者になったこうめは、毎日保育園で起きたこと、カカに怒られたことを、覚えたての言葉を必死に使って伝えようとしてくれる。

今日の訴えは、
「カカがね、おかし食べちゃダメって言ったの」。
だった。

なぜか毎回、スピーカーのボタンを押して話すもんだから、こうめとトトの密談は、100パーセント筒抜け。カカの弁解の言葉はまぁ予想通りのものだった。

「グミも、ラムネも、ポップコーンも食べた後に、もっとって言ってる」。

そら、もうだめっていうわー。
だいたい、「どこにいるの?」と電話してくるタイミングは決まって怒られた後。
助けを求めるというスイッチが入ると携帯を探し出して、トトへの電話が始まるらしい。

カカにも筒抜けなのに、「味方でいてくれるよね?」という、言葉にはまだできない無言の圧力が、本当に、もう困ったもんだが、
それでいい。それがいい。

愚痴を言い終わってスッキリしたら、
電話を放置しておもちゃに向かう癖は
直してほしいが、まぁそれもまた、一興。

さー帰って寝顔を見ようかな。

#日記 #子育て #エッセイ #パパの子育て


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平成元年生まれのテレビディレクター「トト」。一歳9ヶ月の娘との子育てライフを満喫中。最近少しずつ喋り出した娘の「こうめ」。どんな言葉をかけ、どう接するべきか。日々勉強、日々実践。将来こうめの大切な瞬間に、最も必要な言葉を伝えられる父親になるために、今、絵本の文書修行をしています。
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