二人目に踊るやつがいる組織は強い
こんにちは。
組織を巻き込んだ推進力を上げるために考えていることを言語化しました。
背景は、社内でプロジェクトリーダーがチーム内に「スプレッドシートにご意見/フィードバックください!」と投げたけど、ほとんど記入してくれるヒトがいなくてつらい、事業が前進しないということがチラホラと増えてきました。
起案に対して、フォロワーとして最初に動いてくれるヒト(二人目に踊るやつと呼びます)の大切さを触れて、踊ってくれるヒトが増えて欲しいな、という想いをまとめたnoteです。
アクションすることを「踊る」という表現で例えています。
最初に踊るやつは、踊りたいと自分で思ったから踊る。
組織に例えると、起案者やリーダー(最初に踊る人)は、実現したほうがよいから新しい企画やプロジェクト、改善策を発案する。自分のココロの内側からやりたいと思ったからやるのはふつうです。あるいは、指名されたから役割として最初に踊ります。
この最初に踊る人は大切。大切なんだけど、その踊っている姿をみて、二人目に踊る人が一番尊いんじゃないかと。
二人目の尊さについて
面倒だから優先度下がって踊らないなどありえる状況において、フォロワーとして飛び込んで踊る奴がいいよね。起案した人にとって、二人目の存在はとっても嬉しい存在になる。
「アイディアや課題解決が思いつかないんです」「リードして引っ張る役割は得意ではないんだよね」という、自分で起案者/リーダーにならない人は、他者の起案や協力の呼びかけに対して全力で踊ってみよう。
ある種自分で考えなくてよくて、最初に踊っている人がいたらフォロワーとしてマネして踊ればいいんだ。考えなくてもいいんだ。
最初に踊るリーダーが仕掛けると良いこと
最初に踊る人は、意識的に二人目が踊りやすい仕掛けや働きかけをするとよいです。
一番分かりやすいのは、Slackで@channelで付けて一斉に、「踊ろうよ!会社に必要であるべき事項だから皆さん踊ってくださいね!」と言ってもみんな踊らない。色々なタスクに追われていたりして、悪気はなくて踊らない。人ってそんなもん。
そんな時、泥臭くても、一人ずつで口頭で話しかけて「あなたが、踊ってくれると助かるから、ねえ踊ろうよ」とそっと想いを伝えよう。二人目や、三人目になりそうな人に口頭で想いを込めてダンスを誘うことが大切。
中長期的には仕組みで解決するアプローチを設計しつつ、起案直後の短期的には気合、ノリなどノーロジックに情熱や強いエネルギーを発することのほうが効果をあたえます。
おおきい踊りの輪をつくるための最初に必要なのは、意識的な働きかけと情熱の炎を燃やすこと。
三人目/四人目/五人目と続いていこう。
最初に踊る人と二人目が作ってくれたキッカケを途切れさせないためにも、大きなグルーヴを作って巻き込むためにも続いていこう。
三人目/四人目/五人目とそれ以降が気持ちよく、できるかぎりでいいので早く、踊りの輪に加わろう。三人目以降の参加のタイミングやエネルギーが大きな踊りの輪が作れるかどうか、プロジェクトが良い感じに進むかどうかに寄与していく。
まとめ
100人、1000人の会社でもリーダー気質のある人は少なくとも一部は存在するはず。リーダーはほっといても出てくる(と思う)ので、二人目の貴重性がより増してくるのではないかなと。
人数が多くなると、「周りの誰かが二人目に踊るかもしれないから、まぁ私は踊らなくてもいいや」という気持ちに集団心理でなりやすいのでは。
組織規模が大きくなるにつれて、二人目で踊るやつは尊い存在で、みんなが二人目に踊れるやつになれるといいよねというお話でした。
ということで、依頼や相談を受けたことは、誰よりも早く協力してあげよう。
さぁ、踊ろうよ。