行動をデザインする
こんにちは。
全社mtgで話した、「行動デザイン」に関して言語化してみたのでnoteにまとめてみました。脳みそ垂れ流しスタイルで書いたので、簡潔にまとまった記事ではございません。ごめんなさい。
伝えたいこと
メルカリの上級執行役員・河野秀治さん執筆記事より引用します。
「行動デザイン」という日本語が存在するのか分かっとりませんが、「期待する形で、人に届けて・動かすこと」と解釈しています。
行動デザインを考える上で、大切なこととしては「社歴や役割問わず全従業員に、適切に届けることができるかどうかを考える(すべては想像力)」だとおもいます。
全社や部門を横串しで支援する、コーポレートやプロダクト企画向けに書きました。特に、新しい運用や業務フローを周知および実装する際にむっちゃ意識してほしいです。
記事に殆ど簡潔にまとまっています。そのうえで、僕が感じていること・行動をデザインすることをnoteにまとめてみました。
そもそも、行動デザインとは
河野さんの説明が秀逸なので、言語化をサボってコピペします。
山田進太郎社長に対して「Shinコマカイヨ! ムキ-!」と仰っています。
後述する密度が低いシーンにおいては、僕は行動デザイン設計が出来ているかを見ているがために、むちゃくちゃ細かくウォッチしています。そのため、「コマカイヨ! ムキ-!」と感じるシーンは一緒にはたらく皆さんはおもうことは多々あると思います。ごめんね。
スケーラブルな組織づくりの障害として、悪い行動デザインだと感知しにくい部分で仕事の品質が低下し、スピードが遅くなることに影響が出てきます。
表面化しにくいのですが、誰もが分かりやすい行動デザイン設計ができているかどうかは組織においては効いてくる(キッパリ
仕組み化⇒標準化⇒行動デザイン
自分が使う言葉の変化を記しただけです。
前提として、「仕組み化」「標準化」「行動デザイン」といずれも意味合いは異なるのですが、似たようなニュアンスとしてグルーピングした上で、最近の意識している言葉は「行動デザイン」です。
仕組み化っていう言葉はここ3年近く使っていて、今でも使うおよび意識しています。
その後、敬愛する福島さんが一時期使っていた「標準化」って言葉もいいなと思って盗んで使ってました。ただ、「標準化」という概念や言葉がなぜだかわからんけど自分自身で馴染まなかったので、「行動デザイン」のほうがしっくりくる気がするので、行動デザインを使ってみてます。
光通信とかモノタロウとかサイコーに好きです。全部すき
距離 × 頻度 = 密度
同じチームで距離が近く、コミュニケーション頻度が多い場合は「アレをいつもどおりの感じでやっておいて」という、ハイコンテクストで/説明不足でも、密度が高いためどうにかなります(むしろやりやすい)。
つたえる対象人数や情報の使用期間(数日間だけ使用するのか、1年近く使用するのか)も変数としてあります。
一方で、全従業員向けに周知し、距離と頻度共に少ないヒトも含まれるコミュニケーションにおいて、端的に/認識齟齬を極力減らすことに努める必要があります。弊社でいうとコーポレートからの全社アナウンスメントは、密度が低いので受け手を想像して簡潔につたえることが必要です。具体例としては、Confluenceにドキュメントとしてまとめるシーン。
テキストだけで、受け手のリテラシー問わず、閲覧するシーン問わず、過不足なく(特に情報過多ならずに)、伝える行動デザインはむっちゃムズい(むっちゃ大切
メルカリ河野さんの言葉を再掲します。
良い「行動デザイン」は、意識が高い/低いなどのモチベーションに関わらず、適切に人を動かす力を持っています。
良い行動デザインってなんだろうな
どんな状態の人にも通じるか
「仕組み化しよう!」っていう言葉をしていた時期に意識していたことです。
良い仕組み化(良い行動デザイン)とは、下記のような状態の人でも適切に人を動かすデザイン設計ができているかどうか。
エレベーターは分かりやすい
行動デザインが秀逸だなぁ、と感じるプロダクトしては、エレベーターが好きです。3歳児が誰から教えてもらわなくてもどのボタンを押せばどのようになるのか、理解できる設計だなと思うためです。
(そもそもが単純な行動で完結するプロダクトではありますが)
悪い例として、ガラケーの説明書
伝えようとし過ぎて、情報過多になってしまっている行動デザイン設計例として、「ガラケーの説明書」や「日本製の白物家電の説明書」のようだと表現しています。
情報を見ていてダルくなる例としてたまにつかいます。
役割、社歴、リテラシーなど異なるバックグラウンドを持つ全従業員に対する情報量の取捨選択、つたえるタイミングを加味した行動デザイン設計はとってもムズカシイ。だからこそ、行動デザインを想像して設計できるかどうかが大切。
総務の活躍に期待しているよ
総務のミッションは抽象化すると、「生産性や効率性を上げることで、事業を加速させること」かなと思っています。
例えば、直近数カ月間で総務が動いた施策として、mtg/Slackチャンネルなど、過去の当たり前が形骸化して惰性で同じ運用になっていないか、あるべき運用にアップデートできているかを棚卸しを旗振りしていただきました。
KARTEを運営するプレイド社は、コーポレート部門を「アクセラレーター」という名称でした。会社を「加速させること」が役割というニュアンスで、良いなーと。
加速させるとはなにか、考えてみました。
人事は、想像しやすく採用/オンボーティング/配置etcを通じて加速させやすい役割です。一方で、総務/労務/経理/法務あたりなど、パッと分かりやすく加速できる変数が見えにくい役割こそ、加速できることを考える/見つけることを意識しましょう。
組織が大きくなると無駄なmtgや業務フローが増えてきます。特に、総務はアクセラレートの中でも「減速させないこと」を意識してください。縁の下の力持ちのような、オペレーショナルな対応も多々ある中で大変ですが。
コーポレートは/総務は、アクセラレーターとして、「会社を加速させているか?」を、たまに自分で/チームで問うてもらえるとよいかなとおもいます。
おわりに
>メルカリ河野さんへ
勝手にヘッダー画像として写真使ってすいません(だめだったらひっそり変更します)。東証プライムへ変更おめでとうございます。相変わらずシュッとしてますね。
河野さんが渋谷のワンルームマンション時代のオフィスに来てくれたことを思い出しました。5年近く会っていない気がしますが、久しぶりにお話できると嬉しいです。インターネット上でイジられていることを遠くの方から見ています。
メルカリグループは、一緒に挑戦する仲間を募集しています。
(PRしておくので許してくださいの意)
では。