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【翻訳】"Inside the Business of BTS-And the Challenges Ahead" from billboard③

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(原文)https://assets.billboard.com/articles/news/9618967/bts-billboard-cover-story-2021-interview

昨今、7人は皆、より多くの秤を心の内に持つようになっている。韓国にとってのBTSの文化的アンバサダーとしての重要さは非常に大きくなっており、昨年12月、前代未聞の動きとして、韓国政府が法律を改定し、BTSメンバーの兵役の30歳までの延長を許可することとなったのだ。(以前は28歳だった。)しかし、2022年の末にジンが30歳を迎えることで、BTSは少なくとも一人の欠員を抱えた状態で長い期間を迎えるのである。韓国の複数の株式分析者の予想によると、7人全員が同時に兵役に就くことを選択すれば、グループの休止期間はおそらく18ヶ月となるだろう。(兵役の最短期間)

これはHYBEにしてみればバッドニュースである。BTSは会社の収益を支える最も有力なエンジンであり、2020年の総合収益7963億ウォン(6億8000万ドル)の85%をBTSがもたらしている。HYBEは、新しいKポップ歌手と契約したり、ユニバーサルミュージックグループと提携し、来年から始まる米国を拠点とした男性グループオーディションに着手したりと、タレントのポートフォリオを多様化させ始めているが、何かが会社のバランスシートにおいてBTSの代わりになりうるかどうか、不透明さが残る。

これらのプレッシャーに加え、BTSと事務所の両方は、BTSの昨今のチャートの大成功について調査の対象となっているのだが、これは組織的な市場捜査によって記録されたものであり、世界で最も人気のある歌手に正確にスポットライトを当てるというチャートの本来の目的に反していると、ライバル歌手のファンの一部は主張している。「Butter」やエド=シーランが共同制作した「Permission to dance」は初登場でビルボードホット100の一位になり、そこで「Butter」はトータル9回も首位に君臨した(2021年8月24日時点)が、アーミーとして知られているBTSのファンたちがチャートの成績に影響するよう、ソーシャルメディアで呼びかけてアルバムの一括購入や統制されたデジタル音源の購入のようなやり方をしていることに、一部の人々が言及した。

HYBEとBTSはともに、チャート操作によってBTSが成功したという告発を否定している。BTSのメンバーは、この名声はいつかピークを迎え、そして消えていくと言うことを潔く受け入れていると言う。要するにBTSはすでに業界でKポップアイドルの平均寿命と言われている7年間ずっと続いているチームということだ。しかしそうしているうちに、彼らの急激な成功はこの業界に審判をもたらしたのだ。BTSによる世界規模のファンコミュニティーの動員が維持できるかどうか、そして他の歌手がこれを再現できるのかどうかは、BTSとHYBEの未来を決めるだけでなく、次世代への遺産をも明確にするだろう。

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HYBEは「音楽の未来を語るには過去を見る必要があるいうことー音楽は人々がアイデンティティーを持つために使っているもの、ということへの理解が非常に早かった」と、コンサルティング会社ミディアリサーチの音楽業界アナリスト、マーク=マリガンは言う。彼はさらに続けて、近年のストリーミング再生数の増加は顧客とアーティストの間の感情的なつながりを弱めていると述べる。「韓国の外、アメリカやイギリスには、BTSがまだほとんど韓国語で歌っていた時、10代の若者全般がなんとなく音楽に物足りなさを感じていた。彼らは何かが足りないと言うことは分かっていたが、それがなんなのかは分からなかった。そうすると急に【BTS】が現れた。ティーンエイジャーたちは言った。「なるほど。私はこのグループのファンになることによって、私が誰なのか表現することができる。」と。

未来のBTSが何に見えるか、そしてBTSの何が最も記憶されるかは、特にこのグループ自身にとっては依然としてむしろ未知数である。「僕たちの歴史が終わるとき、それは明らかになるでしょう。状況が落ち着いて僕たちがこの地位から降りてきた時、僕たちは語ることができるでしょう。」RMは言う。今のところ、僕たちは台風の目の中に立っているんです。僕たちや他の誰かが正確に何かを述べることはできるとは、僕は思いません。」

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