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「涙のふるさと」って、いったいどこ?【しーなの見解】

まえがき

学生の頃からバンドを始め、趣味として細切れに音楽を続けていたものの、自分もメンバーも家庭を持ち、子どももいたりして、なかなか好き勝手音楽について語る機会が減って、モヤモヤした日々を過ごしています。

なので、noteをそのような場として使っていきたいな、と思いました。


涙のふるさと ってどんな曲?

『涙のふるさと』は、BUMP OF CHICKENの12枚目のシングルで、2006年発売とのことです。

発売当時、私は高校生でした。アルバム『orbital period』の収録曲でもあり、この辺から曲の様子が変わりつつあったBUMP OF CHICKENについては、人によって好みが別れ始める時期だったかと思います。私は結構好きだったんですけど。

当時としては

  • 「会いにきたよ」というキャッチーなサビがいい

  • ちょっと乾いたリズムギターの音の感じがいい

  • ミュージックビデオの堀北真希が良い味を出している

  • ミュージックビデオみたいに、教室で演奏するのめちゃカッコ良くね?

くらいのざっくり「良い曲だなぁ」の印象
その印象のまま、私は大人になっていきました。

「涙のふるさと」がふと沁みたとき

いい曲だなぁとは思いつつ、曲について深掘りすることをせず、あくまでアルバム orbital periodの一曲としての認識でいました。

ところが、仕事でストレスやモヤモヤが溜まって、そこに育児の疲れが重なったとき、ふと電車の中で「涙のふるさと」を再生しました。

するとどうでしょう。サビの盛り上がりで目頭が熱くなるのを感じました。

そういうことか!と。

歌詞にまんま書いてはあるけれど、
涙が「心の内側」から来るって、こういうことなのか!と。

まさしく自分の涙のふるさとから、涙が生まれ育った感覚があったんですね。

歌詞カードをちゃんと見てこなかったので、「涙」自身が「会いにきた」んだと思っていませんでしたw

「「会いにきた」って、誰だろう」と思いながら。(今すぐ歌詞カードを読め。と過去の自分に言いたいところです。)


自分と向き合うことって大事

結局、学生時代の自分が歌詞カードを読まなかったせいで気づけてなかった、という話ではありますが、

とはいえ、学生時代に理解したところで「涙のふるさと」の本質に自分自身が触れられていたか、というと、そうでもない気がします。

仕事とか、育児、とか、1人で抱えてて辛くなるような経験があってこその気づきだったので、結局私は、30代を迎えた時点で「涙のふるさと」の本質に触れる運命だったのかな、と思います。

何か言われもないしんどさやモヤモヤがあるときには、苦しいけれど、自分の涙のふるさとに潜ってみよう=自分自身と向き合ってみよう と改めて感じさせてくれた、そんな曲です。

やっぱり、人生の随所随所でBUMP OF CHICKENは優しく心を包んでくれるバンドだなぁ、と思いました。



しーな

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