見出し画像

子どもが手を放すとき

今朝、偶然目に入ったこちらの記事。

小学校に入り、手が離れてきた息子さんを前に、思うことが書かれています。
とても心に刺さる内容でした。

うちは、長男が今年11歳、長女が8歳になります。
子どもと一緒に過ごせる時間の短さに、はっとさせられたのは、長男が10歳になったとき。
仕事を少しセーブしようと思い始めたのも、このときだったと思います。

子育てがものすごく大変だった、1歳から3歳くらいまでの時期。
先輩のお母さん達が言う「今だけだよ」「あっという間に大きくなるよ」という言葉は、正直言って実感を伴って響きませんでした。

今が本当に大変だから、とにかく余裕がなくて、子どもが一人で遊んでいてくれるなら(私を自由にしてくれるなら)、それは飛び上がるくらい嬉しいことでした。

でも、「遊んで」「本読んで」と何度もせがまれることも、「お母さん、お母さん」と泣きながらしがみついてくることも、今はもうありません。

まだ反抗期というのはなくて、お喋りはしてくれるし、時には甘えてもくれるのですが、自分の存在全部で私を求めていた、あの時期は過ぎ去ったなと感じています。

小学3年生のときだったか、ふと「私、もうこの子を抱っこできないのでは?」と気づいてびっくりしたことがあります。
これが最後の抱っこだなんて、誰も教えてくれません。
慌てて息子を抱っこしてみようとしたけど、恥ずかしがって逃げられてしまいました…。当たり前だけど、もう持ち上げるのも重たい。

今は、できるだけ抱きしめられる時に抱きしめようと思って、2人の子どもと接するようにしています。
今の時間を大切にしたい、と心から思います。
自分の時間も大切だけど、子どもとの限りある時間を、悔いなく過ごせるように。
将来のことを考えてしまうときもあるけど、それよりも今を一番大事にできるように。

子ども達と過ごす一日、一日を大切にしたいです。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?