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インタビューは緊張する

インタビューして書くことを、ライフワークにしたい、と思っています。しかし。インタビューが得意か?と問われれば、決してそうではないのです。

今まで、何人もの方にお話を聞いてきました。それでも……!とにかく、緊張する。なかなか慣れないというか…毎回自分に気合を入れています。それは、どれほど入念に準備したとしても、インタビューや取材はどう流れていくか予測が付かないし、一発勝負だから。

そして本当にまだまだ「今回のインタビューは最高だった!100点!」と思えたことはなくて、聞けたような気がしていても、振り返ると「もっとここ聞けたなー」と思う部分が出てきます。聞き尽くすくらい聞きたい!と毎回思うけれど、やっぱり難しい。

インタビューが始まる前は、楽しみな気持ちと不安な気持ちとで、本当に落ち着かず、オンラインでのインタビューなら、数分前は身体と心をほぐすために体操などしています。

始まってしまえば、後は流れをつくり、流れに乗るしかなく、もはや必死すぎて緊張する間もないくらい。とにかく、とにかく大切なのは、ひたすら一生懸命聞くことだと思います。この後の質問、段取り、考えたくなるけど頭から追い払い、聞くことに集中します。

その中に引っかかる言葉がないか、本当に腹落ちしているか、流れに乗りながらも、掴まるところを探します。そしてそこを、逃さず聞く。

それから、「自分を良く見せようと思わないこと」も大事だと思っています。分からないとき、聞き逃したとき、臆せず戻って聞く。頭が整理できないときは、少し間ができても良いから考える。企業の取材などで、同席者がずらっと居たりすると、インタビュアーもちょっと構えます。でも、大切なのは相手の思いを余さず聞き、文章にすることです。場を盛り上げたり、スムーズに進行することが目的ではないので、そこを間違えないようにします。

緊張しいなのは体質なので仕方ないのですが、もう少し息を抜いてやれたらなーと思うときも。
でも、書くことと同じで「これでよし!」にならない方がいいのかもしれません。書くことも聞くことも、やり続ける限り、試行錯誤し、もがくしかないのかも。
苦しくも、楽しい仕事です。


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