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働かないのは甘えなのか

フリーランスに限界を感じ、ライター業以外の仕事に興味を持って、今は心理学の勉強をしています。
仕事はほとんどしていないと言っていい状態です。

締め切りに追われない穏やかな日々の中で、完全に心安らかに過ごせないのは、どこかに「自分は怠けているのではないか?」「働かなくていいのだろうか?」という気持ちがあるからです。

今は資格取得のために、とりあえず勉強を頑張る!と言い聞かせつつ、
求人サイトをたまに覗いています。
正社員の募集があると、つい目が止まります。

正社員になって働くこと。
その響きに、憧れている自分がいます。
もう一度組織の一員になって、バリバリ働いてみたい。
胸を張って「会社で働いています」と言ってみたい。
毎月安定したお給料をもらい、ボーナスももらいたい。

でもそれは本当に、自分のやりたいことだろうか。
働かないのは甘えじゃないか。
そう思う自分がいるから、無理に「働く」状態になろうとしているのかもしれません。

心理士の資格を取りたいという目標はあるのに、
その目標が遠くにありすぎて、まだ現実味を帯びていないというか。
まだ覚悟が足らないのだと思います。

もやもやしていたとき、ほぼ日手帳に書かれた言葉が、ふと目に留まりました。

足元ばかりを見ていたら、進む方向がわからない。
遠くばかりを見ていたら、石につまずき転んでしまう。
まずは遠くを見て、足元に目を移すこと。逆にいうと
遠くを見る余裕が生まれるまでは、無理に動く必要はない。
こころと身体を休めることもまた、大切な次への準備なのだ。

古賀史健さんが『2022年の相馬市。』の中で

そうか、足元ばかり見てもいけないし、遠くばかり見てもいけないんだと。
遠く感じる目標へ目を向け、それから足元を見てみる。
今やるべきことを考えてみる。

世間から「甘え」だと思われるのが嫌だから働くのでは、
たぶんまた方向を見失ってしまいます。
やりたいことを見つけたのだから、今はそれに向かって頑張るしかないのだと、気持ちを切り替えました。

全く見知らぬ道に進むのは、正直言って怖いです。
でも行けるところまで行ってみたい。
他人にどう思われるかではなくて、
自分の気持ちに正直に生きようと思います。

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