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薬を食べること、薬膳

こんばんは。雨辻です。

「薬膳」というテーマについて何回かに分けて書いていこうかなと思います。薬膳というテーマは他にも書いている人はたくさんいるので、負けないように書いていきます。
とにかく薬膳に限らず、この中医学という学問は曖昧な部分が多いので鵜呑みにしすぎないでください。

1.なぜ今薬膳を学ぼうと思ったのか

「医食同源」という言葉に出会ったことが薬膳を学ぶことになった1番の影響だと思います。

医食同源とは、読んで字の如く、「医」と「食」は起源は同じということ。つまり、病気の治療も普段の食事も、ともに人間の生命を養い健康を維持するためのもので、その源は同じとする考えのことです。「医」を「薬」と置き換えて、「薬食同源」とも言えます。生薬と食事は同じだというように考えていただければと思います。

僕は体が弱く、持病も多いのでより一層健康に気を配る必要があります。そこで普段から取り入れられる健康維持法はなんだろうと考えたとき出会ったのがこの言葉です。その時の僕にとって進む道を示してくれた言葉だと思います。

昨今のコロナウイルスの影響で外に出ることが少なくなった今だからこそ、毎日の食事を見直し内面から健康になりたい。

また、僕自身が医療関係に興味があったこと、そして中医学について卒業論文を書いているのでその時の知識が活かせるだろうと思った、という理由も挙げられます。

2.薬膳とは

薬膳とは、中医学の理論に基づき、食材や生薬を組み合わせて作る料理のことを言います。単に生薬を使って作る料理ではなく、身体のバランスを整えるためにその人の体質や病気の症状、その日の体調などに合わせて料理を作っていきます。
また、ここで出てくる生薬とは、薬として用いるために、そのまま、もしくは乾燥させる、炮じるなど簡単な加工をした天然の植物・鉱物・動物などのことを指します。


3.薬膳の目的

薬膳の目的は大きく分けて2つあります。

1つは健康な人向けの養生を目的とするもの。もう1つは病気の人向けの補助治療または治療を目的とするもの。

古代中国から重視されてきた「食養」と「食療」という考え方を用いています。簡単に言うと、健康促進と病気治療が薬膳の目的ということです。


4.食材の性質

食材には、「身体を温める性質をもつもの」「身体を冷やす性質をもつもの」「そのどちらでもない」という3つの性質に分けられます。性質とはその食材そのものがもつ温度ではなく、その食材を体内に取り込んだのちに現れる作用のことを指します。
食材は五味と五色(詳しくは今後説明します)を持っていて、それらには意味や効能があり、季節や体質、体調などによってたくさん食べた方がいいもの、あまり摂取しない方がいいものがあります。



というわけで、今回は薬膳について簡単に説明しました。中医学の世界は曖昧だが奥が深く面白い。僕が卒論を書き上げた時に思ったことです。こうしてまた中医学に関わる学習ができることがとても嬉しいです。これからのんびり書いていこうと思います。

僕は現在、薬膳アドバイザーの資格を取得予定のために最近学習を始めたところです。その学習のアウトプットにお付き合いいただければ幸いです。間違い等がありましたらコメント等で指摘していただければと思います。

今回はおしまい。おやすみなさい。

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