見出し画像

伝えたい想いを 目に見えるカタチで表現する仕事

私の仕事は、グラフィックデザイナーです。
気がついたら、今年で25周年を迎えます。
四半世紀ですね。
幼い頃からの夢でもなかったのに、
自分でもスゴイな!って思います。

今日は、この仕事を始めたきっかけについて
書いてみます。

本当は文字を書く仕事がしたかった

私の父は地方のラジオ局のアナウンサーでした。
出身は和歌山。田舎ですが、
地元ではそれなりに名の知れた人物で
幼い頃より、父の仕事は自慢でもあり、
記憶に残る最初の私の将来の夢は、
父と同じアナウンサーになることでした。
しかし、その夢は早くに崩れます。

私は小学生の頃、リーダーシップな性格もあり
学校の先生から割と注目される生徒でした。
しかし、ふとある時気づいたのです。
私が注目されるのは、私自身ではなく、
父が有名人だから?
父を通してではなく、
私自身を見てほしい、
認めてほしい・・・・と。
そう思った瞬間、
父の仕事がすごく嫌になりました。
そこで、アナウンサーになる夢は消えます。

私は幼い頃より、
日記を書くことが大好きでした。
その日あった出来事、
そこから自分は何を感じたか
どう嬉しかったのか、どう驚いたのか。
想いを文字にすると、
なぜか心がふわっと軽くなり嬉しくなりました。
先生から「はなまる」をつけてもらい、
「その時の状況が目に浮かぶようです」
との評価がとっても嬉しく思いました。
先生の推薦で出した「作文コンテスト」で
3年連続[金]・[銅]・[銀]と受賞した経験で
さらに自身もつきました。

人の目を気にして自分を出せない私にとって
白い紙の上は想いを素直に表現できる
唯一の舞台でした。
エッセイを書いたり、ポエムを書いたり。

いつしか、私の夢は“文字を書く仕事”へと
変わってゆきます。


書く仕事からデザインへ

念願が叶い、20代前半に
地元のタウン情報誌を出版する会社に
就職しました。
そこで、いろんな原稿を書きました。
グルメショップの紹介、観光地のPR、
インタビュー記事、市長の挨拶の代弁・・・etc

でも、仕事は書くだけではありませんでした。
書いた原稿をどんなふうに紙面で表現するのか。
デザイン指示というものも重要な役割でした。
想いを込めた原稿をどんな風にデザインにすれば
魅力的な“読みもの”になるのか。
デザイナーといろんな打ち合わせをするものの
思ったようなカタチにならないもどかしさ。

気がつけば、自分がパソコンの前に座り
自分が書いた原稿を思うままに
デザインをするようになっていました。


キレイなデザインよりも伝わるデザイン

過去のデザイン作品(イメージ)


そんなこんなで、突如デザイナーに転身した私。
デザイン学校で基本を学んだわけではないので
常に劣等感を感じながら仕事をしていました。

周りには、バランスの取れた美しいデザイン、
奇抜で注目度の高いデザイン、
誰もが心奪われる可愛いデザイン
本物のデザイナーがいっぱいです。

私は実践を通して、
いろんな技術を身につけました。
でも、アーティスト気質を
持ち合わせていない私には
どうしても目を引くような
斬新で美しいデザインをすることはできません。


私はとにかくヒアリングをしました。
クライアントがどういう思いなのか
広告を通して誰に何を伝えたのか
どんなイメージを持ってもらいたいのか

そしてそれらの想いをどう表現すれば
見る人に伝わるのか
一番目立たせるべき内容はどれなのか
もっと必要な情報はないのか
どうすれば見る人の心に響くのか

そして私の中で出した答えは・・・・

“キレイなデザイン”ではなく“伝わるデザイン”

必要なのは
“心に響くキャッチコピー”と
“レスポンスのあるデザイン”

それに気づいた瞬間から、
私は仕事に自信が持てるようになりました。
ただ、言われた通りの内容を
デザインするのではなく
いろんなアドバイス、提案をしながら
クライアントの想いをカタチにしていく。

この業界は正直言って、キツいです。
締め切りがあるので、ほぼ毎日残業。
時には徹夜も・・・・。
それでも、文句を言いながらも
25年も続けて来られたのは
カタチにする喜び、
クライアントのありがとうの一言が嬉しくて。
夢中になって走り続けてきました。


行き着いたのは
コンサル型クリエイティブデザイナー

私の強み、
それはクライアントに提案できること。
ヒアリングをする中で、
どんな事業をされているのかを聞き
時に広告に掲載する内容に関係のない部分にも
アドバイスをすることがあります。
例えばメニュー名だったり
メニューにこんな料理もあれば
喜ばれるのではないか
お店にこんなインテリアを置いてみたら
どうだろう
従業員とこんなことを話せば円滑になるのでは?

単なるお節介なおばさんなのかも知れません。
でも、私は第三者だから!!!
お客様の立場でもあるから!!!

ご本人には見えていない部分や
気付けていないお客様の気持ちがわかるんです。

そう、これは一種のコンサルティングですね。

でも、私はコンサル分の費用は
いただいておりません。
全てはクライアントの満足のためだから。
皆様の笑顔が見れたら、安心を引き出せたら
それがただ嬉しいから。


ってことで、
今自分の事業や想いに
行き詰まりを感じているあなた
一度、私とお話をして、
うまくPRする方法を模索してみませんか?

あれ???
なんか、最後は営業トークになっちゃった??(笑)

最後まで私の想いに付き合ってくださり、
ありがとうございました。

https://lit.link/yuucas

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?