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True Love 第二話
家族の繋がりって、強いようで、簡単に壊れてしまう気がする。
特に、子供の立場から言わせてもらうと今の時期は、両親が離婚しないかどうかが一番気がかりになっている。日に日に激しくなる喧嘩、「お父さんとお母さんどっちが好き?どっちに行く?」という質問、隠れて泣く母の泣き声、全てに敏感になる。
2人のことに関しては、私たち子供は無力だ。ただ、無垢な赤ちゃんが空気を読まずに場を和ませることしかできない。どっちが正しいかなんて言えないし、喧嘩の種が少なからず子供にあるという事実も邪魔して、何もできない。
一番酷い時期には、姉が妹の誕生日をすっぽかして学生部を優先したり、報連相を怠って母がヒステリックになったりして、本当に壊れそうだった。姉のことを恨んだし、受験を言い訳にして家の事を全くしなかった自分も責めた。
この間、母が妹にお風呂掃除を頼んでいた。母は腰を痛めていた。でも、妹は全くしようとはしなかった。そういう些細なことから壊れていくような気がしたから、私はいかにも正論を妹に並べ立ててお風呂掃除をやるように説得した。でも、口に出した瞬間、自分に返ってきて、自分ができてないのに妹に言うなんて、馬鹿らしいと思った。結局、私が掃除したのだが、深く深く考えていく程にわからなくなった。
自分の中にも、昨日、風呂洗ったし、今日、晩ごはん作ったし、いつだって姉より私の方が家事頑張ってるし、姉はいつも楽しかしてないじゃん、と言う思いがある。そこからこの結論に至る。
私はしなくていい。
もっと、心を広く持ちたい。与えて忘れる、やったことは全部忘れて為に生きないと。
この葛藤が続く。
私は、自己中心に陥りやすい。
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