SAPIXで伸び悩むのはダメ?個性で輝く子どもの育て方指南!
「SAPIXに通わせているけど、なかなか成績が上がらない…」
「いずれは御三家と思って入ったけど、偏差値60なんてとてもとても…」
そんな悩みを抱える保護者の方へ。
全科目の偏差値を上げることに必死になっていませんか?
実は、これからの時代を生き抜くためには、個性を伸ばすことの方がはるかに重要です。
うちの子、ついていけてないんじゃないの?
SAPIXに通う小学3年生を持つ保護者の方から、こんなご相談をいただきました。
2科偏差値は50ほど。
国語は音読しても理解できていない。記述問題も自力で書けない。
とにかく家庭学習が終わらない。
算数は好きで塾に通い続けたいようだが、ついていけていないので辞めるべきなのでは?
SAPIXの3年生の国語は、大人でもなかなか深いな…と感じるレベル。
授業で解いた記述問題を家で復習しようと思っても、親御さんが答えを読み上げないと書けない…そんな状況も珍しくありません。
「これって、本当に授業についていけているの?」
不安に思うのも当然です。
しかし、授業内で答案を作成し、添削を受けているなら、ひとまず安心してください。
テストに関しては、確認テストで偏差値45以上取れていれば問題ありません。
3年生の確認テストについては、以下の2点をクリアできていれば、偏差値40を下回ることはまずないでしょう。
チャレンジサピックスの漢字・知識問題に取り組み、知識として定着できているか
「今日のお話をふりかえろう」にきちんと取り組み、お話の内容を理解できているか
もし、この2点が難しいようであれば、転塾も視野に入れる必要があるかもしれません。
大事なのは「得意」を伸ばすこと!
今回の相談者の方のお子さんは、偏差値50なので、授業にはついていけていると言えます。
しかし、「成績のことを厳しく言うと、3日坊主で終わってしまう。かといって、内容が伴っていないのに褒めるのも不安…」 という、さらなる悩みを抱えていました。
そこで、大切になるのが、子どもの「個性」を伸ばす視点です。
SAPIXは、勉強ができる子が多い環境です。偏差値50ということは、日本全体で見れば、十分優秀と言えるでしょう。
大切なのは、SAPIXの中で偏差値60を目指すことではなく、お子さんが「得意」と思える分野で、誰にも負けない「個性」を伸ばしてあげることです。
相談者の方のお子さんの場合、「算数を頑張りたい」という気持ちがあるのなら、まずは算数で結果が出るように応援してあげましょう。
「努力の先には、必ず君が輝けるフィールドがある」
そう伝えることで、お子さんは「自分には価値がある」と実感し、自信を持つことができます。
逆に、国語に関しては、先ほど紹介した2点をクリアするよう、最低限の努力を続けるように伝えれば十分です。
「苦手なものは、最低限の努力でOK。その代わり、得意なことは、とことん伸ばそう!」
こんな風に伝えることで、前向きな気持ちで学習に取り組めるようになるのではないでしょうか?
AI時代に本当に必要な力とは?
「自分が輝ける場所」とは
他人にはできない、自分にしかできないこと
社会で役に立てること=お金になること
を指します。
これからのAI時代、ペーパーテストの点数が高いことには、それほど価値はありません。
むしろ、「仲間と協力し、共に課題を解決していく力」の方が、はるかに重要になります。
『君のお金は誰のため』 で子どもの個性を輝かせよう!
田内学さんが書かれた『君のお金は誰のため』という本では、お金の本質的な意味、仲間との絆の大切さを教えてくれます。
今の教育に疑問を感じている方、お子さんへの言葉かけをもっとポジティブにしたいと考えている方は、ぜひ一度、この本を手に取ってみてください。
意外に思われるかもしれませんが、「自分はできるんだ!」というポジティブな気持ちが芽生えれば、自然と成績も伸びていくものです。
とくに3年や4年は、勉強に向かう気持ちが成績に表れやすい学年。
「あれもこれもやらなきゃ…勉強はあんまり楽しくないな…」とネガティブな気持ちで取り組むよりも、ポジティブな気持ちのほうが成績が伸びるのも当然ではないでしょうか?
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