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「雇用調整助成金不正受給」「労働裁判」「妻のがん治療」50代男の誰も得しない話!②

【雇用調整助成金】
雇用調整助成金は
景気の変動、産業構造の変化などに伴う経済上の理由によって
事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が一時的に
休業等(休業および教育訓練)または 出向を行って労働者の雇用の維持を
図る場合に休業手当、賃金などの一部を助成するもの です。
教育訓練を実施した場合には教育訓練費が加算されます。
(厚労省HPより)


新型コロナウイルス感染症で緊急事態宣言が発令され
売上もあっという間になくなり従業員にも不安が流れ出しました。
テレビでもよく議論されていたが賃料のことや人件費のことで
雇用者・雇用される側それぞれ日々不安が尽きない。
自身の会社も同じ状況だった。

私個人は会社の中では管理職で
一つの部門のトップでその部門の運営全般を任されてました。
(信じられないひどい待遇で)

会社自体のトップである社長は70歳を超えておりましたが
精力的に動いてました。

そんな中、緊急事態宣言後初めての部門会議を開催。
この状況下のため売上に関してのことは報告程度で終了。

厳しい現状ですが社長はこの状況をむしろ大喜びしていた。
(不謹慎極まりない)
理由は無利子の借り入れができるから…
そのお金で何かで儲けられると思い込んでいる。
いづれ返済しなければいけないことをなど全くわかっていない。

「中国様々やなぁ、しばらく続いてほしいわ…」
(不謹慎極まりない)
終始ご機嫌のまま会議は終了し参加していたスタッフは
全員首をかしげるのみでした。

社長はこのころより、更に老害の拍車がかかり始めた。

私だけではなく
ワンマン経営で典型的な時代遅れの中小企業。
経営者に対してものを言える人は皆無でした。


私は雇用調整助成金の申請の準備に入りだした。
当初は必要書類も多く大変だったが、社労士からの適切な指導もあり
なんとか他部門より早く準備は完了した。

私の部門は会社の社労士ではなく特別に別の社労士と契約していた。
理由はいたって簡単
会社の社労士は何もしてくれない。
できないのか?やらないのか?はわからないが
私から見て全く役に立っていなかった。
そのため自部門だけは別の社労士事務所と契約し
雇用に関してや研修・教育等で助成金をもらうことができていた。

同じ会社に二つの事務所の社労士がいることは普通ありえないこと?
(よく知りませんが) 
稟議は通りました。
この辺りは社長のワンマン会社のため
社長の了承さえとれば何でも通る会社ではあった。
色々な助成金のことを説明しましたが
要はお金が入れば何でもOKだった。
社長がOKすれば他の役員たちは何も言わない。

今回の雇用調整助成金の申請書類準備中に
自部門の社労士から言われたことがある。

当たり前のことだが
「勤務表などを書き換えて出勤にして
休業で申請するなどの不正は
後からでも見つかる可能性があるから
絶対にするな!!」


当たり前のことだが
これを守るため社長の方針に自身が合わなくなってきた。

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