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「雇用調整助成金不正受給」「労働裁判」「妻のがん治療」50代男の誰も得しない話!【19】

私自身への労基のヒアリングは終わり
今後は私含め
私の部下にもヒアリングを
するかもしれないと聞いていたが
実施されることはなかった。

その頃から週明けに時間の無駄としか言えない
業務の報告会が行われるようになった。
社長の考えは情報を共有し一致団結して
会社を盛り上げていこうというものだが
実際の中身は単なる詰め会議でした。
会議のたびに盛り上がるどころか
皆、モチベーションをさらにおとされていった。

私も売上や人件費・経費のことで
詰められることが多くなった。
コロナ前にも厳しく詰められている
社員をたくさん見てきたが
私の部署事態はそこまで
詰められることはなかった。
他部署と比較しても
業績は悪くなかったからです。
ただ、人件費に関しては
常々無駄を省くように言われてきました。
 

観光産業も少しずつ回復してきてはいたが
コロナの影響をもろに受けた私の部署は
他部署よりも乗り遅れており
集中的に攻撃されることも多くなった。

納得はいかないが業績を見れば
言われても仕方がないのかもしれない。

ただ自分自身が許せなかったのは
この厳しい3年間にかぎらずに
最も費用対効果の悪い会社にもろくに来ない
社長の家族は高い給料をもらい
なんでも経費で落とす。

社員は昇給や賞与はおろか残業代も支払わない。
一番無駄な経費は社長の家族であることは
誰もがわかっている。

報告会のたびに腸が煮えくり返り
報告会後に私は他の部門長たちとの雑談の中で
「必ず返しはする」と言い始めていました。

以前から他の部門長が現在・過去と
好きかって言われてきたのを
目の当たりにした時には
「よぉ我慢しているなぁ」と思っていました。
しかし、自分は我慢できなかった。

12月の報告会後
戦友ともいえる最もお互いを
理解しあえている部下に電話をして
「もう無理や許せへん、辞めるわ」と言った。
それと「絶対に返しはするから」とも言った。

その頃
総務部には労基ヒアリングが
引き続き実施されていたようだ。
経理担当の女性もヒアリングを受けている。

会社の対応の悪さや無責任なやり方に
総務部内でも造反するものが出てきた。

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