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「雇用調整助成金不正受給」「労働裁判」「妻のがん治療」50代男の誰も得しない話!⑮

2022年11月10日前後
労基から雇用調整助成金の不正受給に対する
1回目のヒアリングが実施された。

それ以前に社長へのヒアリングがあったようだ。

社内でも話題になり
本社と離れている自分にもその噂が入ってきた。

社長は
「わしは知らんで、そんな指示はしていない」
と言い始めた。
そういうことを平気で言う人物である。
予想通りで誰も驚かない。

そして、11月10日前後に
各部門長へのヒアリングが
実施されることになった。

社長からの指示で不正受給を
なんの疑いもなく実行していた部門長たちは
混乱したようだ。
これが犯罪であることにも
ようやく気付いたのか、アホである。

こんな時
必ず社長は「知らん」ということぐらい
想定できたのに…

物販関係の部署の部門長と
電話で話す機会があった。

ヒアリングの話題になりどうするのか聞かれた。
私はすべて正直に話すと答えたが
彼は余り深く考えていなかったようで。

この事態になっても
まだ事の重大性を感じていなかった。

これは、社長指示のもと会社全体で行った
助成金受給詐欺であることを教え
刑法で罰せられる立派な犯罪であると伝えた。
隠ぺいにまで加担すれば共犯になると説明。
(間違っていたらごめんなさい)

実際、何も考えずに
不正申請をやっていたとしても
社長の指示で実行したことは
間違いない事実だから
正直に話すように勧めた。

本当にアホなのか?それでも悩んでした。
私は、彼も不正受給の申請をしていたことを
話すと伝え電話を切った。

会社の中では
正直に話すと言っているものは殆どいなかった。

前回話をした
パワハラまがいの休業を強要されている
女性スタッフは自身の上司に正直に話すように
言っていた。

彼女に対しで私は
すべて本当のことを話すと伝えた。

ヒアリングの日が近づくと
社長は会社が不利なるような発言はしないよう
それとなく指示し始めていた。

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