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「雇用調整助成金不正受給」「労働裁判」「妻のがん治療」50代男の誰も得しない話!【37】

がん告知されてからも
妻は普通に会社に行き
いつも通りの日常生活を送っていた。


9月後半 第1回口頭弁論
当日に待ち合わせより
少し早めに裁判所に到着。

数日前には弁護士から司法記者クラブへ
「株式会社○○における
時間外労働割増賃金等請求事件について」
書面を送っていただいた。

内容は簡単に言うと過労死ラインを
優に超えた長時間労働に対し
正当な給与の支払いと慰謝料の支払いを
求める裁判で広く報道していただくようにと
書かれていました。

当日は関西の1社が
夕方ニュースで流したいと言っていただき
裁判所前で撮影や取材をしましたが
他のニュースの内容や量によって
流せるかはわからないとの事。

結果は期待しておりましたが
残念ながら放送されることはありませんでした。

裁判自体は自分の冒頭陳述3分くらい?
含めて10分強で終了。
次回は12月後半となりました。

予想と覚悟はしていたが…
それにしても時間がかかる。
この調子なら退職してから
軽く1年以上はかかるだろう。

今回は総務の退職した女性スタッフも
傍聴に来ており終了後に話もしました。
雇用調整助成金に関しては明らかに
不正をしており証拠となるものも
多数そろっている。

そして労働局も内容は理解しているはずなのに
それでも京都市のHPに公表されていない。

労働局に問い合わせても
理由は明らかにならない。

手詰まり状態のようだった。

査察に入ってから最も詰められていたのは
総務の経理担当の女性社員でした。
彼女自身も率先して不正に加担しており
労働局にもかなり詰められていた。

しかし会社の社労士からの提案らしいが
精神的に苦痛を受けたとの事で
労働局を訴えたようだ。

それからなのか社長が交渉を始めてからなのか
理由はわからないが
完全にトーンダウンしたようだ。

現在はどんな手を尽くしても公表にはならない。

自分たちとしては不正受給という
詐欺行為をしたのだから
刑事罰も受けさせたいと思っているが
完全な手詰まり状態になっているようでした。
この件は
自分たちの退職理由の一つでもあるので
全面的に協力することを約束して
情報交換は終わりました。

それから裁判の報道の件が
他のニュースの都合で流れないことが
弁護士より連絡が入った。
本当に残念でならない。

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