見出し画像

『静岡県で愉しむ仏像めぐり』国宝仏からマニアックな古仏まで110体を紹介!

仏像好きのみなさん、お待たせしました!

『静岡県で愉しむ仏像めぐり』(大塚幹也・編著)が1月20日に発売されましたよ。

伊豆から遠州+東三河まで、静岡県で愉しめる仏像スポットをエリア別に紹介するガイドブックです。

「静岡で仏像?」
「仏像といえば京都・奈良でしょ」

そんな声も聞こえてきそうですが、ちょっと待った!

実は静岡県には鎌倉時代の仏師・運慶が手がけた国宝仏をはじめ、平安時代から伝わる古仏や、一風変わったミステリアスな仏像がたくさんあるのです。

全国的に有名な京都・奈良の仏像も確かに魅力的ですが、身近なお寺や美術館に足を運び、そこに流れる穏やかな時間を楽しむのもまた格別。

慌ただしい日常からちょっと離れて、本書を片手に身近な仏像スポットを巡ってみませんか?

今回は『静岡県で愉しむ仏像めぐり』のオススメポイントを紹介していきたいと思います。

ポイント①エリア別にオススメ鑑賞コースを紹介

イラストマップ付きで分かりやすい!

せっかく仏像を鑑賞するなら、その地域にある主要なスポットは一通り巡ってみたいですよね。

本書は伊豆から遠州までの県内と東三河の仏像スポットを、合計10のエリアに分けて掲載。効率よく仏像めぐりができるよう、オススメ鑑賞コースを紹介しています。

紹介エリア
伊豆北(伊豆の国市・沼津市)
伊豆東(函南町・熱海市)
伊豆南(河津町・下田市)
岳南・駿東(沼津市・三島市)
静清庵(静岡市清水区・葵区)
オクシズ(静岡市葵区)
志太(藤枝市・島田市)
中遠・北遠(袋井市・浜松市)
西遠(浜松市・湖西市)
東三河(愛知県豊橋市・豊川市)

各エリアの冒頭にはイラストマップが描かれているから、どんな仏像が見られるかが一目瞭然!

オススメコースや移動時間、スポットの住所・問い合わせ先も掲載されていて便利です。

近隣のレストランや休憩処の情報も掲載されているので、旅の合間にぜひ立ち寄ってみてください♪

ポイント②注目の仏像を1体ごとに徹底解剖

仏像の表情までよく分かる!

本書の編著者である大塚幹也氏(しずおか垂迹美術研究会主宰)は、長年県内を中心に懸仏などの垂迹(すいじゃく)美術の調査・研究に従事。

共著者の大宮康男氏(静岡大学教育学部教授)と田島整氏(上原美術館主任学芸員)もそれぞれ豊富な調査経験を持つ仏像のエキスパートです。

そんな執筆陣が、県内の仏像110体をピックアップし、制作年代や時代的な背景、造形の特徴について、1体ごとに丁寧に解説しています。

図版も豊富に掲載されていて、仏像のたたずまいや表情が写真からもよく伝わってきますよ。

ポイント③仏像の魅力が分かるコラムも満載

如来と菩薩の違い、分かりますか?

一口に「仏像」と言っても「如来」とか「菩薩」とか、たくさん種類があって良く分からないという人も多いのではないでしょうか?

ほかにも「定朝様」や「慶派」など、仏像には専門用語が多くて、なんとなく難しいイメージがありますよね。

そんな疑問を解消できるよう、本書には楽しみながら仏像の知識が深められるコラムもたっぷり掲載。

編著者オススメの「仏像拝観ななつ道具」や、仏像の制作技法の変遷の解説などもあり、仏像めぐりに役立つ知識がこの1冊で身に付きます。

巻末には用語集も収録されているから、旅先で分からない用語に出くわしてもすぐに調べることができて便利ですよ。

まとめ

以上、『静岡県で愉しむ仏像めぐり』の3つのポイントを紹介させていただきました。

『静岡県で愉しむ仏像めぐり』のポイント
①エリア別にオススメ鑑賞コースを紹介
②注目の仏像を1体ごとに徹底解剖
③仏像の魅力が分かるコラムも満載

本書には静岡県で仏像めぐりをする上で欠かせない情報がたっぷりと紹介されています。

初心者からマニアまで幅広く楽しめる内容なので、仏像好きの方はもちろん、仏像巡りをこれからの趣味にしてみたいという人にもオススメの1冊ですよ。

ぜひ本を片手に、癒やしの仏像旅をお楽しみください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?