しずんだパセリ

小説シャーロックホームズと英国好きです。4コマ描いたりホームズ絡みでの英国調べ物エッセ…

しずんだパセリ

小説シャーロックホームズと英国好きです。4コマ描いたりホームズ絡みでの英国調べ物エッセイマンガを描いてマス web>https://shizunda-parsley.jimdofree.com booth>https://shizunda-parsley.booth.pm/

マガジン

  • 悪い癖、少々

    『四人の署名』を読んで「ちょっと気になるな……」と、私たちしずんだパセリが思った小ネタをまとめてみました。 お楽しみいただければ、嬉しいです! ☆だいぶ前に発行したミニ本を元にしてあります(๑′ᴗ‵๑) ちょこちょことリニューアル!

  • ホームズが語るワトスン ワトスンが語るホームズ

    ホームズとワトスンのセリフからその人柄をさぐってみよう! というマガジンです。原作から“これはっっ!!”というセリフを私たちの趣味でピックアップして行きます。

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  • 悪い癖、少々
    5本
  • ホームズが語るワトスン ワトスンが語るホームズ
    9本

記事

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    〈悪い癖、少々〉気になる2

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    〈悪い癖、少々〉気になる1

    〈悪い癖、少々〉気になる1

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    〈悪い癖、少々〉はじめに

    〈悪い癖、少々〉はじめに

    私のパンフレットのすみからすみまで、自分の言行だけで埋められるべきだというかのような、

    彼(ホームズ)の自負心(エゴティズム)というのもしゃくの種だった。 〈四人の署名/1.推理の科学〉より 阿部知二訳・創元推理文庫  事件にありつけず苛立つホームズに、発行したての「緋色の研究」をことごとく批判されたワトスン。  ホームズを喜ばせる目的で書いた著作の扱いに憤慨したワトスンの独白。 原文は… I confess, too, that I was irritated by the egotism which seemed to demand that every

    私のパンフレットのすみからすみまで、自分の言行だけで埋められるべきだというかのような、

    紙で作る箱のホムワト模様

    データは一番下にあります __________________  仕事をしても、原稿を描いても、どうしても溜まっていくプリントアウトの紙。机の上に置いておけて、ポイっとそのまま捨てられるゴミ箱的なものをそいつで折れないかな、とYouTubeで探して見つけたのがこちらです!  で、作ってみたら思ってしまった……。これ、裏にイラストプリントしたらかわいくなるんではなかろうか?と。 この裏に、プリントして、 こんな出来上がり! インクがもったいないって話もありますが……

    紙で作る箱のホムワト模様

    いや、ワトスン、きみの目にもすっかり見えているんだ。

    だがきみは目でみたものから推測しない。臆病すぎて、推測をくだせないんだ 〈青い紅玉〉より 阿部知二訳・『シャーロック・ホームズの冒険』創元推理文庫  落とし物の帽子を差し出し、ワトスンに持ち主の人となりを推理してみてくれないかと提案するホームズ。  即座に、「何もわからない」と答えるワトスンに、切り返したホームズのセリフ。 原文は… Watson,you can see everything, you fail, however, to reason from what y

    いや、ワトスン、きみの目にもすっかり見えているんだ。

    ホームズ&ワトスン

    ホームズ&ワトスン

    一瞬、激烈で情熱的な彼(ホームズ)の本性がむき出しになったが、

    それはほんの一瞬にすぎなかった。 〈背中の曲がった男〉より 大久保康雄訳・『シャーロック・ホームズの回想』ハヤカワミステリ文庫 __________________  持ち込まれた事件に手ががりが少なく、まだ完全な推理が組み立てられない頃、『きっとすぐに手がかりをつかんでみせる !』と意気込むホームズを見てのワトスンの独白。 原文は… For an instant the veil had lifted upon his keen, intense nature, but

    一瞬、激烈で情熱的な彼(ホームズ)の本性がむき出しになったが、

    それは大成功だ。ワトスン、お手柄だよ。

    この種の使いをやらせたら、君は天下一品だ。 〈瀕死の探偵〉より 大久保康雄訳・『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』ハヤカワミステリ文庫 __________________  事件を解決するための重要な使いを、そうとは知らされず任されたワトスン。期待した通りにそれを成し遂げた彼に、ホームズがかけた賛辞です。 原文は… Admirable,Watson! Admirable! You are the best of messengers. _______________

    それは大成功だ。ワトスン、お手柄だよ。

    ホームズはいったん何かを決意すると、

    アメリカ・インディアンのようにまるで無表情になるので、現在の状態に満足しているのかどうか、外見からでは判断がつかなかった。 〈海軍条約文書〉より   大久保康雄訳・『シャーロック・ホームズの回想』ハヤカワミステリ文庫  事件捜査のさ中、今のところ新しい手がかりはないと話すホームズに、 様子をうかがうかのワトスンの独白。 原文は… He had, when he so willed it, the utter immobility of countenance of a R

    ホームズはいったん何かを決意すると、

    きみは自分というものを正しく見ていないんだ。

    顔というものは、内的感情を表現する道具として人間に与えられているのだ。その点、きみの顔は、実に忠実な僕〈しもべ〉だよ 〈ボール箱〉より  大久保康雄訳・『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』ハヤカワミステリ文庫 __________________  事件もなくお互い思い思いの事をする221bの居間で、いきなりホームズがワトスンの心で思っていた事を言い当て始める。(趣味?)  特別変わったこともしないのに心を読まれたのが納得できないワトスンに、ホームズが言ったセリフ。 原

    きみは自分というものを正しく見ていないんだ。

    つねに新手の機転を見せつけては、私をまごつかせる男の顔を

    私はあきれて眺めた。 〈ライゲートの大地主〉より  大久保康雄訳・『シャーロック・ホームズの回想』ハヤカワミステリ文庫 __________________ 捜査のため味方まで欺くホームズの手の内を、事件解決後に知らされ驚くワトスン。 原文は… ~looking in amazement at this man who was for ever confounding me with some new phase of his astuteness. _______

    つねに新手の機転を見せつけては、私をまごつかせる男の顔を