転職、引っ越し、年越し

 2022年の年末、関東から関西へ引っ越した。理由は転職により勤務地が東京から兵庫県になったから。転職した理由まではここでは詳しく書かないけど、まあほとんど勢いとノリみたいなもの。

 転居から1週間程度しか経っておらず仕事もまだ赴任して二日しか経ってないけど、現時点で兵庫に引っ越して思うことをここに記そうと思う。補足すると私は生まれも育ちも関東で、関西での生活の経験は一切無い。友人も人並みにはいると思うが、関西圏から来た人とは今まで縁が無かったと記憶している。

 関東から関西に来て周りの環境は大きく変わるのかと思ったけど、そういった意味で大きな変化は今のところ特に感じていない。飲食店の店員が接客する時は標準語を使うからか、関西弁という言語の違いを感じることはあまり無い。(これは私が店員くらいとしかまともに会話していないせいかもしれないが)街行く人々は関西弁で会話しているのはあったが、東京にいた時も外国人が外国語で会話しているのもよく見る光景だったので、それが特別とも思わなかった。電車で座席に腰掛ける人々は大体がスマホとにらめっこしているし、コンビニでは外国人が片言で接客していたのも変わらなかった。現状明確に違いを感じたのはエスカレーターの並ぶ位置だけ。なんかこう、想像を超えるような変化はまだ感じていない。それは私が引っ越してきたところが西宮市という割と栄えている地域というのもあるだろうし、勿論まだ転居して1週間程度ではあるし、今後色々な人と交流することで違いを感じることもあるのかもしれない。

 ただ、うまく言語化できないが今私はとても充足している。その理由はよく分からない。実をいうとこの感情の整理をしたくてこの文章を書こうと思い立ったけど結局今でもよく分からない。どこかで聞いた話だと、人間は自分の選択した道を正しいと思い込みたいものらしい。そういうバイアスによって、転職や転居といった大きな選択をした自分を褒めたいのかもしれない。

 自分でもよくわからない謎の行動力に振り回されながら生きているので今後何がどうなるか全く分からない。急にまた転職とかするかもしれない。ただ、様々な人間関係から切り離された今年は去年や一昨年とは違った一年になるのは確実で久々に新年という言葉に希望を抱きながら関西の狭い部屋で年を越した。いい年になりますように。

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