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10年後も活躍するWebデザイナーでいられるには【専門分野のWebデザイナー向け】

昨年末ChatGPTなどAIシステムが出現し、素人から見ても将来のWeb事情が塗り替えられるのではないかと危機感を持っている方も多いのではないでしょうか。
SNSなどでこの仕事が、業界がなくなるから気をつけてと警告しているのを見かけることもしばしば。
そんな中、Webデザイナーができるだけ長期にわたって現役でいられるためにはどうしたらいいかについて手探りではありますが考えてみました。
特に今専門分野の業務委託契約をしていたりインハウスのデザイナーをされている方がどうしていけばいいかについて考えてみました。

ある分野に特化したWebデザイナーをしている人に訪れる危機

私は独立して最初の頃は主にFlashを用いてアニメーションバナー広告制作をしていました。
その仕事量は凄まじく月間数十本以上作っていて、忙しい時は最大で2日連続徹夜したことすらあるくらいアニメバナーどっぷりでした。
ですが、Flashの脆弱性を理由に2007年にはAppleがFlashの使用を認めないと発表してからFlashバナーの需要が激減し、2010年頃にはほとんどの仕事がなくなりました。
私のように何か一つのことに特化したWebデザイナーをされている人は下記のようなことに注意してください。

・この技術がいつまでも通用するわけでがないと意識する
・同じスキルやプラットフォームで戦える期間は短いと心得る

では上記2つについてより詳しく考察していきます。

この技術がいつまでも通用するわけでがないと意識する

ホームページひとつとっても、作り方やコードの書き方など時代とともに変化してきました。
私が20年前にWebデザイナーになった頃に普及していた制作技術は今では殆ど使い物になりません。
なので自分が普段使っている技術についての情報を積極的に取得し、新しい技術はなるべく覚えていくようにしましょう。

同じスキルやプラットフォームで戦える期間は短いと心得る

前述の通り私が独立したての頃使っていたFlashというアニメーション制作ツールは時代と共に消えてしまいました。
(現在FlashはAnimateという名前のアプリに変わり、テレビアニメなどの現場で積極的に使われているようです。)
当時はFlashが使えるクリエイターと言えば、高単価で受注することも夢ではなく、私もバナーの他にFlashWebサイトも制作し稼がせていただいておりましたが、たったの数年でその時代が終わってしまいました。

なので本業の合間に別のスキルを身につけておくと良いです。
できれば自分の技術の50%くらいは活かせるものが習得しやすくていいですね。
ちなみに私は当時Flashではなく普通のホームページも作ることができたので、今後ECサイトの需要が高まるだろうとあたりをつけてカラーミーやメイクショップで構築する方法を勉強していました。

20年経っても変わらないもの

私がWebデザインを志して20年経っても変わらないもの、それはデザインそのものです。
当たり前かもしれませんが、デザイン自体はずっと廃れませんでした。
それはもちろん流行は移り変わっていますが、常にデザインセンスを磨いていれば、その時代のスキルと組み合わせた時に何より力を発揮できるんですよね。

その証にずっと残っているのがAdobe PhotoshopやIllustratorです。
バージョンはだいぶ前のものですが、それらのソフトは20年前も今も存在しています。
デザインするアプリが別のツールに置き換えられないとは言い切れないものの、デザインする事自体は普遍なんだなあと、20年振り返ってしみじみ思います。

まとめ

今回は私の経験からインハウスのWebデザイナーやある分野に限定したWebデザイナーをしている人がどうやって長期的に生き残っていけばいいかについて考えてみました。
私の経験を元に考察したので偏見などあるかもしれませんが、少しでも参考にしていただければ幸いです。

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