きっとそれでも愛だった

愛だった
愛だ愛だだ愛だった
愛だ 愛だだ るんたったった

秋の真夜中に
ただ
なんの意味もなく
愛の定義すら
見つけられないまま
書き連ねた短歌を
そっと焚火で燃やす

きみは愛でしたか
今年も愛でしたか
愛は地球を
救いましたか

ぼくは愛でしたよ
きっと愛でしたよ
血も涙も傷もすべて
きっと きっと愛でした

私を忘れてくれたひと
このたびはどうも ありがとう
私を憶えててくれたひと
いつもいつでも 愛してます

ねえ
今年がおわるね
きみは愛でしたか

愛はありましたか
何かを一つでも
信じられましたか

絶望の先に咲く花は
綺麗でしたか
きみは
ぼくは
これから

どこでどうやって
生きていけばいいですか

愛だった
きっとすべてが愛だった
すべてを愛せる
気がしてた午後


メリークリスマス
イブ、イブ、イブに。

匿名のあい、らぶ、ゆーを、
きみに、
きみだけに。

おやすみの5秒先で、
地球はおわります。

love,


眠れない夜のための詩を、そっとつくります。