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つれづれなるままに呟く

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ひとりごちるは藍の夜
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#エッセイ

飯田橋で、一度だけ出会ったあなたへ

こんなわたしにも、就活生だったころがある。 当時のわたしは、漠然と東京に行きたかった。東…

概念

概念でいたい、 と、ずっと、思っていた。 ことばを使って表現をするとき、肉体はどうしてこ…

洗っても洗っても、書いても書いても。

洗濯、をしていると、私はいま、ちゃんとできている、と感じる。汚れた服を、あるいは、汚れた…

夜の徘徊

最近しあわせなことが多かったから、と構えてはいたものの、とんでもないダメージを、それも、…

『傷つけ合うのは当たり前だよ、僕らは不完全な多数なんだ』

人として人と生きている以上、傷つけ合うことからは逃れられない。 私がひとりで傷ついている…

つよく

解約したい契約先に電話をかけては、先方の口調の強さに泣き寝入りすることを、もう3回も繰り…

月という名を持つ罪

名前に「月」がつくひとは残酷だと思う。 一度出会った人に、月を見る度その名前を思い出させてしまいかねないから。 かくいう私も残酷な人間だ。 しづくという名は、心に月と書く。 ほんの少し、思い出してほしいとも思う。 思い出さずにいられるくらい、幸せであってほしいとも思う。 思い出すことを幸せだと感じてもらえるほど、幸せなことはないとも思う。 そんなことを願うのは烏滸がましくて月が笑う。でも私は、にやついた口みたいな形の三日月が好き。 満月は少し怖い。 あまりにも完璧に満

美しい水槽の記憶

学生時代、私は人文学部だった。 そこには、『言葉にせずともわかりあえるものが沢山ある、け…

Tully'sの女の子の話

「私ね、彼から連絡が来るのをずっと待ってるの」 Tully'sで偶然隣り合った女の子が、連れの…