見出し画像

【インク沼】私のインク遍歴

インク沼の始まり

 私が万年筆インクで絵を描き始めた時(2019年6月頃)は、たったの3色から
スタートした。

 私をインク沼に引きずり込んだのは、PILOTの色彩雫(いろしずく)だ。

 親戚の家にお邪魔した時に、
祖父の万年筆を見せてもらい、
私も自分の万年筆が欲しくなった。

 そこで、大きな文具店に行き、
店員さんに勧めてもらい、
PILOTのプレラという万年筆を購入した。

 その売り場に3色セットで
色彩雫のミニボトルが売っており、
自由に色を選べたので、
・紫陽花(青紫)
・山葡萄(ボルドー)
・松露(青緑)
を選んで購入した。

 最初は万年筆にあわせて万年筆インクを
購入したはずだった。

 しかし以前から骨董品のガラスペンを
所持していたので、
万年筆で何かを書くことよりよりも、
ガラスペンを付けペンとして用いて
購入したインク3色の色彩を楽しんでいた。

山葡萄で描いたイラスト


紫陽花で描いたイラスト

※これらの作品は二次創作です

さらなる沼へ

 1色でカリカリ描くのも楽しいが、
それだけでは飽きたらず、2020年4月頃に
色彩雫24色を購入した。
(※重複した3色の新品のインクは
知人にガラスペンと共にプレゼントした)

※上2枚は二次創作です

 このように、24色揃える事によって
カラーイラストの幅がグッと広がったが、
ひとつ大きな問題があった。

こちらのイラストのレモンにご注目!


ブーツグラスのビール


 それは、

黄色、描きづらい問題だ。


 黄色描きづらい問題


 2021年1月頃に、クラウドファンディングで台湾インクのカラーオブネイチャーも全色購入した。


その中の「芒種」というインクも黄色系で、
とても美しい色なのだが、
ややオレンジ味が強い。

花びらを芒種で着色した

 色彩雫の稲穂は、黄色を表現するには
かなり黄土色よりかつ色彩雫には一色しか
黄色系が無かった。

 また、カラーオブネイチャーの芒種は
温かくて良い色なのだが、
オレンジ味が強いので、
純粋な黄色とは言い難い。

 これでは、黄色いレモンやビールなどを
表現するのは難しいのではないだろうかと
ずっと悩んでいた。

念願叶って手に入れた黄色インク

 そこで、先日(2021年11月12~14日)開催された東京インターナショナルペンショーで、3色黄色系インクを購入した。

左から

①石丸文行堂 カラーバーインク
79番 ピニャコラーダ

②PILOT 色彩雫 稲穂
※残念ながら、今後は廃盤になるそうです

③IWI カラーオブネイチャー 芒種

④KA-KU INK LABO ひらめき

FERRIS WHEEL PRESS 
Freshly Squeezed Sunshine


 念願叶って3色の個性豊かな黄色インクを手に入れられたが、残念ながら、
まだ複数のインクを組み合わせた
本格的なイラストは描けていない。

 しかし、5色程度イエローインクが
あれば、大体の表現ができると思っている。

 良いモチーフが見つかったら、
また万年筆インクでお絵描きを楽しみたい。

いいなと思ったら応援しよう!