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育児エッセイ「モーニングルーティン」

私の朝は早い。

朝4:30にはスマホのアラームが鳴り、まだ眠い身体をのっそりと起こす。
こんな時間に起きるなんて、お前はお年寄りか!と同僚からツッコミを受けたこともある。

私もそう思う。私だって6時…いや、せめて5時過ぎに起きたいと思う。
だがその時間では遅いのだ。
やること、やりたいことは山のようにあるし、そもそも遅くに起きては子どもたちが気配を察して起きてきてしまう。

朝は家族全員が寝静まるわずかな時間。
この時間を自分時間に充てない手はない。

起床後、最初にすることはまずポットに湯を沸かす。
まだ身体が冷え切っているので、朝はまず白湯を飲みたいと思い、できるだけ継続している。
湯を沸かしている間に、夜のうちに洗濯乾燥機様が洗濯しておいてくれた衣類を畳み、仕分けをする。
それから歯磨き、メイクなどの身支度を終えるとちょうど沸かしておいた湯が飲める程度の温度まで下がってくれている。

白湯をゆっくり飲み…
いや、そんな時間はない。時刻はすでに5時を回っている。
家族が起きてくるまであと1時間もない!
やけどしない程度のスピードで湯を体内に入れると、テレビをつける。
テレビはYouTubeに繋ぐのだ。

ここでやっとリフレッシュタイム。
「朝ヨガ 20分」
でYouTube検索をし、しっかりと身体にストレッチを入れていく。
この時間がとても気持ちがいい。
身体全体がほぐれ、凝り固まった筋肉がほぐれていくのを感じる。

ちなみに、ここでもうっかりすると子どもたちが起きてきてしまうことがあり、「1人でのんびりヨガタイム」が「子どもと楽しむラジオ体操」状態になってしまう。
まぁ、仕方がないのだけど。

ヨガを終えるとようやく6時前。
15分ほどで家中のフローリングにモップをかけて掃除。
あとはトイレやお風呂の排水溝のカビ取りやら、フローリングの拭き掃除などを日替わりで行っていく。

6時を過ぎればいよいよ朝食の準備だ。
この時間になると、本格的に家族が起き出してくる。
うちの子どもたちは、早寝早起きが身についているらしく、朝起きられなくて困る、という経験がない。
この点はこどもたちに感謝すべき点だろう。

朝食は3パターン。
こどもたちは おにぎり(日替わりでサバ味噌缶や、しらす、鮭などを混ぜたもの)
夫は ご飯とお味噌汁、梅干し
私は玄米のおにぎりと味噌汁、ギリシャヨーグルト

あとは家族全員にキウイやりんごなどのフルーツと豆乳。

ちなみに、これらのおにぎり、ご飯類は全て前日の夕食時にストックして冷凍しておいたものをレンチンするだけだ。
朝からご飯を炊くとか、おにぎりを握るような時間は私にはない。
私の代わりに電子レンジがフル稼働しているのが我が家の朝のキッチンだ。

ちなみに、こどもたちのおにぎりにはできるだけ魚を入れるようにしている。
缶詰だろうと、鮭フレークだろうとなんでもいい。
とにかくDHAと米が子どもの朝食にはいい、と聞いたので実践してるだけだ。

とはいえ、子どもたちはパンも大好きなので、毎週水曜日と休日はパンにしている。
何事も程々がちょうどいいと思う。

朝食と片付けが終わると、夫は出勤なので家族で見送り。
その後は子どもたちの朝学習タイムだ。

夕方は私の帰宅が遅いのと、ピアノの練習などもあるので子どもたちの自宅学習時間は朝しかない。

とはいえ、進研ゼミのタブレット学習は彼女たちに合っているようで、私がわざわざ声かけをしなくても勝手に始めてくれるので、その点についても感謝と尊敬すべき点だと思う。

惜しむらくは、タブレットの中にもお勉強系ゲームが入っており、それらに夢中になるがあまり、学校に遅れそうになる。
小学生が6時に起床し、6時半に朝食を摂っているにも拘らず、結局7時45分に家を出る頃にはあーでもない!こーでもない!早く早く!!と捲し立てる羽目になるのはもはや謎でしかない。

とにもかくにも、
この時点で私は起床してから既に3時間が過ぎており、よく考えたら普通に半日労働しているのと変わらない時間なのでは、と思ったりもする。

さて。
子どもたちを見送りがてら、私も出勤だ。
行ってきます!

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