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天上のダンス・地上のダンス (2)ネーミングの妙「美容バレエ」か「基礎バレエ」か

講座名(タイトル)がキモのバレエクラス。だって、名前でしか判別できない。これは、あらゆるタイトルに共通なのではないでしょうか。

「大人クラス」だけでは不安

バレエに限らず、おとなの習い事のクラス選び。けっこう大変です。
ベビー、キッズ、ジュニアクラスは年齢別だから楽ですね。

大人…おおまかに、経験者か、初めてか? これも曲者くせもの
バレエは年数と、ダンス能力は比例しないのです。

「バレエ歴3年」といっても、週一回のレッスンか、週二回かで習熟度は違う。月二回の人もいるでしょうし。
各バレエスクールの大人クラスのレッスンもレベルがまちまち。

それで、詳しい講座内容を…読めば習いたくなるような、よそ行きガイド文のオンパレード。当然だ。生徒さまに入会してもらわねばならんのだ。

結局、タイトル(講座名)でクラスを決めるのです。


「美容クラス」は最強

「入門クラス」・「基礎クラス」・「初心者クラス」などなど。バレエ初めての方、大歓迎のフレーズが踊る。

大人は今からプロになるわけでなし。ちょこっと習いたい。
「入門」って、格闘技みたいな響きがちょっと……
「基礎」「初心者」もねぇ…

女性はワガママ。もう美容と健康に…ぐらいのレベルに(落ち着け)。

「美容」って、なんかキレイになれそう。痩せたらいいな。踊りの上達より、カンタンに手に入りそうな「美容」。
取っつきやすいのです。
真剣に習いたいひとは「入門」「基礎」で、しっかりやるべし。

先生の指導は

大人気の「美容クラス」。どんどん増える生徒さま。
わたしはバレエ経験者。
公民館の「美容バレエ」でゆるっと動こうと申し込んだ。

ところがレッスンが始まると大量の汗!
「美容バレエ」の名前だか、やっているレッスンは普通の大人「基礎クラス」。
先生は大マジメで指導。バレエの先生は「教えの自分にも厳しい」。


タイトル(講座名)は重要

「美容クラス」のほうがウケがいいのだそうだ。人が集まるのだ。
そうなのか、タイトルひとつで!

他のバレエ初めての生徒さんもフゥフゥ。ハァハァ。「基礎クラス」。
しんどいよね。これがバレエ。
「何でもチャレンジャー、体当たり」状態。
みんなで、美容と健康のため汗を流すのだ!


まとめ


どこの世界でも「基礎」は大切。ごまかせない。「基礎・基本」がいちばん重要。

他のジャンルでは、どんな講座名かしら?「趣味のクラス」「初めてクラス」「シニアクラス」…

う~ん、やっぱり「美容クラス」が嬉しいな。
先生のお人柄も戦略も良い。
そうして、わたしは公民館の「美容クラス」から、先生の主宰するバレエスクールの「美容クラス」に入会したのでありました。

タイトルに惹かれたら、立ち読みならぬ、チラ見。
ピンときたら、クラスの見学ですよ。

柔軟に。しなやかにレッスン。
  ~天上のダンス・バレエ~

毎週木曜日は
ダンス・バレエのエッセイの日


いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。


イラストは「みんなのフォトギャラリー」rumimimi さんの画像をお借りしました。


最後までお読みくださり、
ありがとうございます。

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