見出し画像

天上のバレエ・地上のダンス(34) 対応力

わたしの趣味は、バレエとヒップホップダンス。
万年、下手の横好きレベルです。
毎週・木曜日の連載。カッコつけて通し番号をふってます。
だいたい、一話完結
なので気楽に読んでください。
きょうはヒップホップダンスのお話です。


発表会のアウトライン

ダンスの発表会あるある。
参加人数・年齢層・ジャンル……
募集段階では何も決まらず、締め切り後に、フタを開けてみないとわからないのが発表会。


近年、人気の「ストリートダンス」は、たくさんのジャンル・科目があります。カテゴリというべきか。
主催者側は、発表順番をいろいろ考えてプログラムを作ります。


出演グループをチームといっています。
チームのダンスレベル。出演順の目安にもなります。
だいたい幼児・キッズは早い時間に本番。大人クラスは、遅い時間。
上手な人・チーム・インストラクター・ゲストは最後(トリ)になります。
どんな発表会でも似たようなものですね。


リハーサル

発表会のプログラムができるのは、本番2週間前ぐらいです。
わたしが参加する、4月初旬のヒップホップの発表会。やっとこさ詳細が決まりました。


人の集まる発表会。感染対策も忘れずに。
舞台には、リハーサルがあり、本番同様に踊ります。
発表会当日は、早い時間から会場入り。
今回は劇場ではなく、繁華街のライブハウス。カジュアルな施設です。


リハーサル。これが曲者くせもの
本番当日に、立ち位置の変更が発生するからです。
どんなに気をつけていても、当日の病欠などもある昨今。


振り付けの変更や、舞台の出入り(出ハケ)も変わってしまうこともある。
本番中に隣の人と、ぶつかったこともあります。


急な変更に直ぐに対応。
対応力が要るのです。
中高年になると、なくなるモノのひとつ。
回避するには、振り付けをしっかりたたき込む、踊り込む。
それだけ。


濃いメンバー

わたしの踊るチーム。人数は、7人。
別のクラス(若者3人)と、わたしが習っているクラス(中高年4人)。
まるで、むかしあったジャニーズのグループの構成。
踊りの完成度は、さすがの若者3人。

最近、先生より予習の振り付け動画が容赦なくやってくる。
便利なスマホは現実も送ってくる。


通常レッスンだけでは時間が足りない中高年。あやふやな踊りの中高年。
次のレッスンまでの課題が山積み。


わたしの課題はというと……
チームメイトの「振り付けが覚えられない~」攻撃。
麻宮サギさんの
【かまってちゃんヨーヨー】を、食らわないよう無視……いや逃げる!
逃げ方を考えることだ。


もうひとり、中高年組に黒一点こくいってんのメンバーがいるのです。
彼はダンス好きで、とても人当たりがいい。
自己紹介の言葉、
「得意なダンスは工藤静香の L字で~す!」


 ???……チームの若い他のメンバー3人と、先生(30歳) の顔は、銀河を離れイスカンダルの彼方へ。


まずい……
わたしは、コスモクリーナーDを駆使して空気を清浄する。
工藤静香さんの手振りをして、「これですよね~」ピコピコ。

みんなが笑った、ほっ。がんばれ元気。
こんなときは黙っている麻宮サギさん。
彼女は、人のフォローはしない。


つかみに失敗した、工藤くん(仮名)。
せめて、ココミちゃんの母とか、教場の奥さんとか言ってほしい……


普段の仕事相手の年齢層がチラッとね。工藤くん、40代。
嫌いではないですよ。

あとは、忙しいお寺の奥さま。
濃いメンバ~の中高年4人。
老害にならないよう、頑張ろう!


振り付けは曖昧だが、
中高年にはわかっていることがある。


ダンスはリハーサルがあるだけ  



毎週木曜日は
「バレエ・ダンス」の日


いつも こころに うるおいを。水分補給も わすれずに。


最後まで お読みくださり、
ありがとうございます。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?