『ブギウギ』セット公開・大阪放送局に行きました(3)ステージ衣装
朝ドラ『ブギウギ』も、いよいよクライマックス。スタジオ・セットや衣装が華をそえます。 NHK大阪放送局・1階アトリウムで公開中です。
2024年3月17日まで。
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ほっそ〜!細いサイズの衣装
本物のステージ衣装。女性たちから悲鳴があがる。『ブギウギ』のモデル・笠置シヅ子さんは小柄でほっそり。
もより駅は……
●大阪メトロ(谷町線・中央線)
谷町四丁目駅…徒歩約3分
福来スズ子を演じている趣里さんも、とても│華奢《きゃしゃ》。
テレビ画面ごしは、多少ふとって見えるらしいが……。
「ほっそいなあ〜!」
「サイズ5号ちゃう!?」
「細すぎや……。」
驚愕。ためいき。うっとり。
みなスマホを向けています。
ステージ衣装は人気のコーナー、円卓のぐるりにバームクーヘンのような、人だかり。2枚しか撮れませんでした。
あらあら、これでは記事になりまへんなぁ。ほなら、つぎのおはなしへ。
ステージ衣装は高額です。遠くから見ても役柄や動作がわかるように。舞台せましと踊ったり歌ったり。飾りをつけると重くなる。
いまある歌劇という名、戦前は「楽劇団」といっていたのですね。なるほど「音楽と舞台劇」。
「ミュージカル」という言葉は、まだなかったのでしょう。
ステージ・パフォーマンス
実際に放送されたパフォーマンスの振付は高度で、これはシロウトでは無理。真ん中で踊る主役からバックダンサーまで、とても良く訓練されていますね。
ステージ・パフォーマンスの基礎は、クラシック・バレエです。クラシック、古典というだけあって、あらゆる踊りの基本にして究極のバレエ。
主演の趣里さんの品格あるダンススタイル。やはりクラシック・バレエの基礎ありき。スラリとのびる背中と脚。凛とした、たたずまい。
彼女は英国ロイヤル・バレエ留学の経歴をもっていらしたのですね。はげしい踊りもエレガントすぎて。納得です。
趣里さんのお顔や声はランちゃんみたいなのも個人的に、いいなと思います。ランちゃんというのは、おかあさんの│伊藤蘭《いとうらん》さん。昭和の人気三人組グループ「キャンディーズ」のひとり。
いまでいうと、女子三人組は……?
「Perfume」うーん。ちがう……。
純アイドルの三人組、昭和のころは何グループかあったかも。
現在はアイドルも団体・大所帯になりましたね。
ポスター・美術・パネル
劇中でのカンバン。字体やデザインなどあの時代を感じます。戦時色が濃ゆくなり、敵性歌手といわれても歌い踊る福来スズ子。制約にも屈しない、執念さえ感じました。
モダンな感じを出すのに小道具・美術スタッフさんも大変だったと思います。
劇中では手紙をしたためるシーンがあります。メールもLINEもない時代。緊急の知らせは電報でした。
便箋と万年筆。もどかしさ、やるせなさ、いろんな愛を語ります。
衣装バーチャル試着
ここも長蛇の列。じぶんとステージ衣装の合成ができます。白地に花柄「東京ブギウギ」の衣装が人気のようです。
細身の衣装……自分のカラダが、はみ出すのでは?並ぶのをやめました。
見てるだけで、ウキウキします。
試着はズキズキ、入ればワクワク。ステージ衣装は残酷だ。
ああ、しんど。
いつも こころに うるおいを
水分補給もわすれずに
さいごまでお読みくださり
ありがとうございます。
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