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全部“わたし”が選んだこと


「やらされた」ことなど本当は一つもない。


いつでもどんな時でも常に私の前に選択肢はあった。

「やらない」選択肢を選ばなかったのは「わたし」。


だって…

「やらない」って言ったら

先生に怒られそうだったから。

誰かに迷惑かけそうだったから。

お母さんの悲しむ顔を見たくなかったから。

そんなこともできない…ってバカにされたくなかったから。

仲間外れになりたくなかったから。


そう。

少しでもいい子でいたくて

誰かの役に立ちたくて

お母さんの喜ぶ顔が見たくて

「やればできる」自分を見つけたくて

みんなと仲良くなりたくて。


だから

「やる」ことにした。


それは、あの時の私の精一杯の決断。


正しかったかどうかはわからないけど

きっとあれ以上の決断はできなかったから…


せめて「わたし」だけでも認めてあげよう


あの時、精一杯選んでくれてありがとうって伝えてみよう


そしたらきっと「よかったこと」になる。


そしたらきっと世界は広がる。


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