こどもの心を満たす方法を間違えるとバカ親になってしまう

おはようございます。

こどもの教育に関わり20年の私が

知識、経験、ノウハウを基に

満を持して素敵な親バカ子育てを満喫していたつもりが、、、

気が付けば「バカ親」になっていたという私の子育てのしくじり経験から

私が考える正しい親バカについて書いています。

はじめにこちらをお読みください。

今日はこどもの心の満たし方についてお話したいと思います。

子育てをする上で一番大切なことは

こどもの心が愛情で満たされている状態にあること、です。

自分は愛されている、自分は大切で価値がある存在なんだ

という想いは、思い込みとなり価値観となり潜在意識となって人生に大きく影響します。

自己肯定感や自尊感情を高く持つことは

自分を信じて自分を認めて自分を生きていくためのパワーの源です。

だからこそ、私自身も娘の心の愛情タンクを満たすことをいつも意識しているし、講座やセミナーなどでも、ママとこどもの両方の心の愛情タンクが満たされていることが大切、という話をしています。

ところが、こどもの心を満たすことに意識をしすぎると、、

親バカではなくバカ親になってしまう可能性があるのです。


親バカとバカ親の定義

【親バカ】は…

愛情溢れ、こどもの可能性を育てる親。

こどもの持つ力を引き出すために親としての軸と覚悟を持って

こどもを適度な距離感を持って見守り

時に厳しさを持って必要なサポートができる親。

こどもの体験や経験を奪うことなく、こどもの自立を適切にサポートする。


【バカ親】は…

愛情溢れているが

自分の甘えから親として必要な厳しさやしつけから逃げている親。

必要以上にこどもに構い

構っていることでいいママであるつもりになっているが

実はそれがこどもの自立やできる力を奪っていることに

気づいてないのが、バカ親。

自分のさみしさから無意識に子供に依存する場合もあり。


こどもの心の満たし方を間違えたしくじり子育て

乳児期の赤ちゃんは話しかけることができないので、泣いた時にママが抱っこして安心させてくれることや、自分に向けられるママの笑顔を見て愛されている感覚が身についていきます。

私の母世代~もう少し前の子育て世代では

『赤ちゃんは泣いても抱っこしない方がいい』

という内容の育児書が流行ったそうですが

赤ちゃんの脳の発達や社会性を育てる上で「安心感」はとても大切だと言われています。

(上記の育児書については、その後、著者の博士が内容の誤りを認めています)

私は脳の発達と幼児期の教育の関係性についての本を読んで勉強していたので、

生後数か月の娘にたくさん話しかけ

離れていても顔が見えるように意識し

目が合えば必ず笑ってコミュニケーションをとっていました。

幼児教室での勤務経験をもとに

自宅で簡単にできるあそび教育®を実践していたこともあり、娘の言葉の理解も早く、2歳前には普通の会話ができていました。


私が娘の子育てでしくじったと反省しているのは、娘の成長に従って、こころの満たし方を変えることをせず、常に娘の「ママ!」に応えすぎたことです。

↑に書いたように

赤ちゃんの頃から出来る限り、娘にママが見ているよ、という安心感を持ってほしくて、出来るだけ娘の求めに応えていましたが

娘が成長をしてもそのスタンスを変えることなく、またそのスタンスが私の無意識の対応となっていて

私が何かしていても

人と話をしていても

母や友人と電話をしていても

娘に話かけられたらすぐに「なに?」と対応していたんです。

その結果、

私が大事な話をしている時でも

仕事で他の親子と一緒に何かに取り組んでいる時でも

周囲の状況を気にすることなく「ママ!」と私を呼んで

私が状況的に娘の「ママ!」に応えられないと

我慢したり、待っていることができずに

私が娘の要求に応えるまで諦めずにしつこくアピールしてくるようになりました。

娘にとっては

いつでもママが自分の呼びかけに応えてくれるのが当たり前

ですから、当然の反応だと思います。

でも、この状況って

親としてはかなり大変だし、状況によっては本当に困ります。

赤ちゃんの頃ならいざ知らず

3歳になり4歳になり5歳になっても

「ママ~!」と呼ばれたら対応しないといけないのは本当に大変だし

何よりこどもの側に

相手の状況を考えて待つことや

相手の状況を思いやる心が全く育っていないことに愕然としました。

こころの満たし方の間違いに気づいてから対応を変えました

このままでは娘は周囲の状況や相手のことを考えることをせず

自分のことばかりを主張する人になってしまう…

そう気がついて、私は娘に対する対応を変えました。

まず

ママが誰かとお話しているときは話しかけない。

話したいことがあっても待つこと。

という約束をしました。

周囲の状況に合わせて行動する力を身につけてほしいと考えたからです。

実際には、娘が話しかけてきても一切応えないようにしました。

娘が話しかけてくるたびに、目で牽制をして(目でコロして)

話しかけてはいけないんだ、ということをその都度理解させること。

待つこと、我慢すること、を経験させようとしました。

これが、、、なかなかに大変なんです。。

私の場合、自分がバカ親になっていることに気が付いたのが、娘が5歳になる前だったので

お互いに当たり前になっている言動を変えるのは簡単ではなく

私もうっかり「なに?」と反応してしまったり

今まで優しく対応してくれていたママだから、少しくらいなら大丈夫だろう、という娘の気持ちもあって

しつこく何回も小さな声で話しかけてみたり

表情で訴えてきたり

いろいろと娘なりに「今まで通り」を貫けないものかと試行錯誤してしつこくアピールしてきて、私がイライラしたり…笑

何度も何度も似たような場面を繰り返して練習して体験して、

今では(やっと)私が誰かと話をしている時や

自宅PCでZOOMの仕事をしている時など

静かに黙って待っていてくれたり

自分のことをして話しかけずに待ってくれるようになりました。

しくじりを通して伝えたいこと

こどもの心をいつも満たしておくことは、とても大切です。

それと同じくらい

こどもが相手の状況を考えて行動したり

相手を思いやって自分の気持ちをコントロールできる力を持つことも大切です。

だからこそ

こどもと言葉でコミュニケーションがとれるようになったら

「ちょっと待ってね」

と待たせることを繰り返し体験させておくといいと思います。

そのうちに、どんな時に待っていた方がいいのかを自分で考えるようになるし、体験を通して自分なりに状況判断して理解していきます。

大切なのは、ちょっと待ってね、とこどもに伝えたならば

用事が終わるまで中途半端に対応しないこと。

具体的には、

話しかけられたら、その都度「ちょっと待ってね」と言うなどetc

こどもにとって重要なのは”体験”です。

ちょっと待ってね、と言われても、話しかけたら対応してくれた。

となると

ちょっと待ってね、と言われても、話しかけていい。

という体験を積み上げてしまうことになります。

結果、いくつになっても、周囲の状況お構いなしに自分のことを優先する子になってしまいます。

一度決めたら、やり通す。

ことがとても大事です(自戒を込めて)

それよりもっと大事なのは

親としてこどもにどんな人になってほしいか…

そのためにはどんな経験をさせておくべきか…

を考えておくことだと思います。

なんとなくで対応していて、後から気がついて方向転換するのは

親にとっても子供にとっても、本当に大変です…

この文章を書きながら、改めて

『そのためにどんな経験をさせておくべきか』を考えておくこと

親としての行動基準を持っておくことが

とても大切だなぁ、と思いました。

私が自分の子育てのしくじりに気が付いたのが子育てをして5年近く経っていて、方向転換がとても大変だったので。

こどもがまだ小さいうちから意識しておくことで

子育てがラクになり、ママも子供も無駄なストレスなく

持って生まれた個性や才能を伸び伸びと活かしていくことができると思うのです。

これからママになる人にもぜひ読んでいただけたら嬉しいなぁと思っています。

ぜひ子育て中のママやこのブログが役に立ちそうな方にシェアしていただけたらうれしいです(^^)

このブログは正しい親バカを目指す私が自分の子育てのしくじりや反省点から気づいたことや学んだことを書いています。

私が考える”バカ親にならないための正しい親バカ子育て論”です。

その点をご理解いただいた上で、参考にしていただけたら幸いです。

いつもありがとうございます♡

毎日をがんばる全てのママさんへ

愛を込めて(^^)







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