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DXをローカライズへ

こんにちは。

今回は、「DX推進が注目されている背景とメリット」と「DXに取り組んだ製造業の事例」をご紹介したいと思います。

先月のことですが、地域製造業のDX推進に切り込むため、わたしたちはIT企業と業務提携を行ったプレスリリースを配信させていただいたこともあり、製造業の事例を参考に地域DXを推進していくためのヒントになればいいな。と思います。


◆ DXが注目される背景とメリット

スマートフォンの普及によりわたしたちの行動の変化や、コロナ禍の影響によるリモートワークの増加などが関係し、デジタル化が社会を急速に変化させてきました。新しいビジネスモデルや製品・サービスなどを展開する企業が次々に増えてきました。また「2025年の壁」が予想されています。

デジタル化によって業務の生産性や正確性を向上でき、 デジタル化を行なって業務を最適化できれば、作業時間の短縮、人件費削減、さらにはヒューマンエラーをなくなることで正確性の向上が期待されます。その為にも2025年までには整えていく必要があります。

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                          (出典:経済産業省)

◆『株式会社IBUKI』 の導入について事例

①株式会社IBUKI について

6年間赤字続きで破綻寸前だった金型メーカー「安田製作所」(山形県河北町)が、製造業向けコンサルティング「O2」による買収を契機にみるみる業績を伸ばし、注目を集めています。安田製作所は2014年に買収された後、「IBUKI」へと社名を変更。大胆な組織改革が功を奏し、1年足らずで黒字へと転じ、2018年には「第7回ものづくり日本大賞」で経済産業大臣賞を受賞。まさに“息吹”を取り戻しました。

「金型業界の風雲児」「山形の伝道師」を経営理念に置き「MADE IN YAMAGATA」を世界に発信。

② きっかけ

2008年のリーマンショックにより甚大な影響を受ける中、工場等社全体の業務効率化を目指し、デジタル化に着手。製造業の設計に特化したコンサルティング会社「株式会社O2」の製造業におけるデジタル化のノウハウを実施しました。

③ 工場デジタル化に資する各システムを開発、サービスとして展開

✔︎ 業務システム:親しみやすいExcelを活用した「勤怠システム」「材料存在管理システム」「簡単チェックシステム」「技術伝承システム」を開発。身近な業務が楽になるシステムとして提供。

✔︎ 見積り支援システム:知識や経験が必要となる見積もり作業の効率化のため、未熟者知見による根拠に基づく見積りプロセスと計算アルゴリズムを盛り込んだ見積り支援システム開発・提供。

✔︎ IoT活用による金型内の可視化:金型内へ各種センサを内蔵し、最新のIoT技術を使って可視化、射出成形の量産中における不具合の察知やメンテナンス時期の予測等を実現。

✔︎ 工具摩擦判定支援:無駄な工具の購入や再研磨による出費を抑制するため、画像解析を活用し未熟技術者の知見内容を紐付けた工具摩耗状態の判断システムを会は・提供。

③ 成果

✔︎取り組みやすい内容からデジタル化を進め、身近に感じることで、社内従業員のデジタル化に対する意識が向上。また、デジタル化により様々な情報が視覚化でき、業務効率がよくなったため残業時間の減少、在庫管理の最適化、良品の質が向上したなど多くの成果が見られました。さらに、自社で内製したシステムをサービス化し、他企業へ展開するなど新たな事業の創出につながっています。

(出典:東北経済産業局)

(出典:https://gemba-pi.jp/post-186048 )


◆ DXを次の世代に

コロナ禍となって以降、デジタルを活用した新しいサービスも次々と出てきています。それも今ではスタンダードへと変化してきています。企業の働き方や求められる人材が大きく変革している様子もわかります。また、地方におけるDX推進はまだまだ定着しておりません。事例のように、身近な部分からシステム化していくことで、DXに対する考え方が変化し、職人の匠の技をAIで次の世代に伝えることができ今まで以上に業務が円滑化すると思います。

2025年の壁について準備をしていくのはもちろんですが、企業全体が何を課題としてやっていかなくてはならないか。をしっかり理解することが大事だと思います。わたしたちは、DXソリューションのローカライズサポートするために、ご一緒に課題を解決していきます。そして、企業と企業をマッチングし既存事業をイノベーションしてバリューアップをはかっていきたいと思います。

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本日も読んでいてだきありがとうございます。

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