写真日記 | 心と海辺より
海の世界はとても好きです。
「海」と一口に言っても、
地域や季節で表情は全然違っていて
私は特に東南アジアの小さな島の海が好き。
昔はよく遊びに行きました。
海の表面は
海岸に腰掛けて眺めても延々と穏やかなのに
ちょこっと顔を浸して海底を覗き込むと
そこは色とりどりの魚やサンゴが暮らす別世界。
幼い頃はそれがとっても不思議でした。
海の底には窮屈な時間の概念はないし、
泳ぐ方向が周りと逆でもいいし、
歪な形でも誰も気にしない。
みんな違っていいんだよ、
だからそのままでいいんだよ。
そう語りかけているような気がして
それが嬉しくて
精一杯両手を広げて
青い海にぽつんと浮いていたのは、
あれは
何年前のことだっけ。
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