ベルギー留学:初めてのイースター休暇。できたこと、できなかったこと
ベルギーの大学は4月1日~16日までイースター休暇。大学ごとに期間が異なると思っていたら、ベルギー中の大学統一で2週間の休みがあるそう。
と言いつつも、イースター休暇は6月から始まるexam periodに向けて勉強する大切な時間でもある。「遊ぶことも大切だけど、勉強も進めるんだよ」と教授が口を酸っぱくして言う。
暗くて寒い冬がお別れを告げ、春に向けて少しずつ変化を重ねる時期。朝8時だった日の出は気が付けば6時になり、日の入りは20時半を過ぎるようになった。何かが、動き出そうとしている。新しい素敵なものを発見できるような気がして、なんだか私もうずうずしてくる。
北欧に暮らす友達に会いに行こうか、地中海を見に行こうか、デンマークのアンティークショップを訪れようか。
あれこれ考えてみたけれど、オランダに暮らす友達がベルギーを訪ねてくれることになり、けっきょく今回は海外旅行には出かけず、前半はゆっくりルーヴェンの彼の家で過ごして、友達とベルギー中の街を冒険した後、残り数日はじっくり勉強に充てることにした。
自分との約束
新しいことを始めて見たくて、イースター休暇に入る前にtodoリストを作ってみた。
ギターは直接触ってから買いたくて、電車で45分のアントワープや60分のブルージュの楽器屋さんを訪れてみた。
ブリュッセル、ブリュージュ、アントワープを訪ねて、高価で洗練されたアンティークショップから運河沿いに開かれる週末の蚤の市まで覗いて、たくさん素敵な小物たちに出会った。
オーガニックショップはアントワープとブリュッセルを中心に回ってみた。
量り売りのナッツやオイル、様々な形の野菜たちを見るのはとても楽しい。(詳細はまた今度)
ピアスは悩んだ末にけっきょく勇気が出ず、今回は開けないことに。
できたことも、できなかったことも。
新しく出てきた芽は大切にしつつ、今回挑戦できなかったことはまだ時期ではなかったと思って、時期が来るのをじっくり待つのも素敵かもしれない。
とりあえずtodoリストに書き込んでおいて、来月、再来月の楽しみに取っておこうと思う。
記憶:春のアントワープ
友達と一緒に旅をしたり、どこか遠くの街を訪れるのも楽しいけれど、一人でふらっとお散歩する時間もとても好き。
気の向くままに、何にも囚われずに
街角で出会った可愛らしいお店に入ってみたり、
足を止めてじっくりカメラを向けたり、
変わりゆく雲を観察したり。