幸せの瞬間

ある土曜日、定時で帰れたので、家事をしまくった。日曜日は友人と出かける予定があり、月曜日からは5連勤なので、家事をしておかないと…

炊けた米を冷凍するために小分けにする時、皿を洗っている時、洗濯物を干している時、フローリングの床をクイックルワイパーで拭いている時。『幸せだ』と思った。その後すぐ、『え？なんで？』となった。

家事をしている時に幸せを感じたのも、どうかと思うが、『なんでこんなことで幸せを感じるの？』と思ったのも、問題な気がする。

疲れてるんだ、きっと。

定時で帰っても、ご飯を食べて、ベッドと愛し合って終わってしまう毎日。
寝ながらシャワーを浴びる方法がないか、寝ながら歯磨きできないか、考えてしまう。
歩いてる時も疲れると、ストレッチャーで運ばれたいって思う。寝台列車がなくなってしまう理由がよくわからない。みんなが寝るスペースを確保するのはコスト的に難しいのかな。

話を戻そう。家事をしてる時に幸せを感じたことを、友達に話したら、『確かに、家事すると満足感あるよね』と言われた。
幸せって満足感でもあるのか、と目から鱗が落ちた。

そこから数ヶ月、ふとスニーカーを洗っている時に思い付いたのだが、１つの作業に集中していることを幸せと捉えているのかもしれない。

普段リビングでスマホをいじりながらテレビを見ている時は幸せを感じていない気がする。自分でやりたくてやっていると思っていたし、大半はベッドでスマホをいじりながらテレビを見ているのだが。

Daigoがマルチタスクについて話していた気がして、検索したら、この記事が出てきた。

マルチタスクとは、簡単に説明すると「同時進行でいろいろなタスク（作業）を処理しようとする」こと。一見、効率がいいように思えるが、人の脳はマルチタスクでは集中ができないようになっている。あれもこれもいっぺんに作業しようとすると、成果が上がらない割に脳は疲労し、漠然とした不安感にも繋がるというのだ。

https://ddnavi.com/review/698544/a/

「何となく不安」の原因はスマホ!? メンタリストDaiGo流「究極のマインドフルネス」 | ダ・ヴィンチWeb

スマホをいじりながら、テレビを見ながら不安に襲われている。やるべきことや考えるべきことから目をそらしている。本当は部屋の整理整頓もしたいし、資格の勉強もしたいし、ヨガもしたい。
でも疲れてベッドと一緒になることしかできない気がする。
スマホやテレビを見る量を減らして、本を読むことに集中する。その方が幸福なのだろう。頭でわかっていても、そうできるとは限らない。頭じゃわかっていても、って思うと、シンデレラボーイが流れてきてしまう。

悪習慣を直すのは難しい。でも、シングルタスクで幸せを感じられるようになりたいね。今までがどうあっても、これからは変えられるよね、きっと。