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免疫力を上げる講座(7)~冷え症のためのお風呂の入り方

<要約>
免疫力を上げるための1つの方法は、身体を温めて血流を良くすることです。ただ、冷え症の人はなかなか身体が温まらないので、今回は冷え症の人のためのお風呂の入り方をご紹介します。

1.感染爆発(オーバシュート)を起こさないために

日本にも感染爆発の可能性が連日のニュースで報道され、今まで以上に注意しなければならない状況になりました。

この講座を立ち上げたきっかけも「東洋医学の専門家として、この世界状況に対して何かできることはないか?」という自分への問いからきています。

感染拡大→感染爆発(オーバーシュート)→医療崩壊、都市封鎖(ロックダウン)と進んでしまうと、助かる命が助からないだけでなく、私たちの暮らし、そして経済や国家の状態も危機的なものになります。

今までの講座でもお話ししましたが、私たちにできることは、感染しないために、人が密集するところに行かない、もしかしたら自分が感染している可能性を考えて、人にうつさない努力をする(マスクをするか、咳エチケットを徹底する)、そして感染しないために、そして感染しても重症化せず、上手くやりすごすために免疫力を上げることが大事です。

2.身体を効率的に温める

以前のブログでもお伝えしましたが、免疫力を上げる方法の1つが、身体を温めることです。しかし、身体を温めて免疫力が上がるなら、お風呂に入れば良いのではないかと思いますよね?

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確かにお風呂に入ることは、身体を温める上ではとても重要です。身体を温めるには、シャワーよりもお風呂の方が断然良いので、出来る限りお風呂に入ることをお勧めします。

お風呂は身体全体を温めて、血流を良くしてくれます。小さな不調であれば、お風呂に入っただけで治ってしまうものも少なくありません。

しかし、病気の人がお風呂に入っただけでは治らないのは、身体の冷えが偏っている、そして身体に滞りがあるからです。

3.冷え症の人のお風呂の入り方

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冷え症の人は、お風呂に入って身体が温まっても、お風呂から出るとすぐにまた冷えてしまうという人がいます。

実はお風呂は身体全体を温めてくれるのですが、一律に温めるので、冷えの強い部分は温まり難いのです。

そこで、お勧めの温め方は、先に冷えている部分を十分に温めてからお風呂につかる方法です。

例えば下半身が冷える、足先が冷える、足首がスースーするなど、下半身を中心に冷えがある人は、先に足湯を十分にして、それからお風呂に入ります。

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こうすることで、足への血流が良くなった後に身体全体を温めると、スムーズに身体全体が温まります。

4.免疫力UPのために身体を温めよう!

今までのブログでもお伝えしましたが、免疫力を上げる方法の1つは身体を温めることです。血液の中を通って移動する免疫細胞が、身体の隅々までスムーズに行くためには、血流を良くすることが大事です。

血流を良くする一番簡単な方法は身体を温めることです。

今回は、先に足湯をしてから、お風呂に入る方法をご紹介しました。

身体を温めて、免疫力をUPさせ、ウイルスに負けない身体を作りましょう!


<執筆>
表参道鍼灸マッサージ治療室 自然なからだ
院長 手塚 幸忠
《東洋医学とツボの専門家》
 新医協東京支部鍼灸部会 会長/臨床実技講座講師
 東洋医学臨床勉強会 会長
 一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会理事
 関東医療学園 関東鍼灸専門学校 講師
 日本伝統鍼灸学会 学術部
 全日本鍼灸学会会員
 健康経営アドバイザー


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